「IgGのアレルギー検査、学会認証せず」 | kattyオフィシャルブログ「体内美人の作り方」 Powered by Ameba

「IgGのアレルギー検査、学会認証せず」

「IgGのアレルギー検査、学会認証せず」


今、遅延性アレルギー検査が流行っているのですが

その結果の解釈に誤解をしている方が多いので


ちょっと前にfacebookに投稿したのですが

こちらにも書いておこうかとひらめき電球





このニュースもなんだか今更だなぁと思うのですが・・・(゚ー゚;


去年からこれはずっと言われている事で
去年もニュースになっていましたね。


また、私の講座でもお伝えしていると思いますし...
ブログにもちょろっと書いています(^_^;)


”反応のある食材を除去すれば治る”


という誤解が広まっているし
それを理解できているお医者さんも少ないそうです。


原因は、その食べ物にあるわけではなく
自分の体の状態により起こっているのです。


除去した物の数値が低くなっても、根本的な体の状態は変わっていないので
また新たなアレルギーの数値が上がることもあります。


言いかえれば、除去食をせずとも、根本的なアプローチを行えば
そこはら派生する様々な原因は解決へ向かうということ。


つまり、これは体質を診るのではなく状態を診るものという認識で私はいます。

なので、もちろん検査をする事は、自分の体の状態を知るためには
おススメですよ(*^_^*)



免疫グロブリンGに限らず、免疫が反応する物ってなんだろう?

なんで反応する状態の物が体内に入るのだろう?



そんな事を少し学べばわかると思います。



ニュースの記事をこちらに記載しておきます。


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「慢性疲労などの原因となる食物アレルギーが診断できる」
として一部の医療機関で行われている高額の血液検査について


日本アレルギー学会は
「科学的に根拠がなく健康被害を招くおそれがある不適切な診断が行われている」
として注意を呼びかけました。


これは日本アレルギー学会が5月28日、東京で市民講座を開いて呼びかけたものです。


この血液検査は、免疫機能の指標のひとつであるIgGという抗体の値を調べるもので

「疲労や頭痛などさまざまな慢性症状は『遅延型』と呼ばれる食物アレルギーのせいで
その原因となる食品が分かる」

などとして一部の医療機関で行われています。


一般に広く行われている食物アレルギーの血液検査は
IgEという別の抗体の値を調べるもので保険適用になります。


しかしこの「遅延型アレルギーがわかる」などとして行われている血液検査は
保険がきかず、中には5万円以上かかったり
特定の食品について食べないよう指導されたりするケースもあるということです。


このIgG抗体は健康な人の体内にも存在することなどから
欧米の関連学会や日本小児アレルギー学会では

「科学的根拠がない」として食物アレルギーの診断には使うべきではない

という見解をまとめています。


市民講座では、厚生労働省の研究班が去年
「食物アレルギーと診断されたことがある」
と答えた患者2000人余りに対して行った調査結果が示されました。


そしてこの検査を根拠に特定の食品を食べるのをやめていた人が
大人では17%、子どもでは5%いたことが報告されました。


そのうえで学会の見解として

「科学的根拠がなく、検査を基に多くの食品の摂取を制限すると
低栄養などの健康被害を招くおそれもある」

として注意を呼びかけました。


日本アレルギー学会の斎藤博久理事長は

「誤った診断による食事制限は特に子どもにとっては非常に危険だ。
正しい知識に基づく医療が行われるよう呼びかけていきたい」

と話しています。


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