そしてね、わたし、理想のアイドル像があって。
わたしの中でのアイドルって同じように生きてる人でも誰かの手をひけたり、背中を押せたりするんだって希望や勇気、自信を持ってもらえるような存在で。
だから嫌なことは嫌だと苦しいことは苦しいと伝えてきて。
みんなと同じように悩むし、泣くし、怒る。
だけど、ステージに立ったら、そんなみんなを引っ張って笑顔に出来る存在でいたいと常に思っていて。
自分の小さな言葉ひとつひとつが誰かのなにかに刻まれていたら嬉しいな、と思っていて。
でも実際にはアイドルをやってた期間、もらってばかりだったんですね、わたし。
みんなに大丈夫だよって手を引いてもらってばかりで。恩返し、できてたのかは正直分からなくて。
今の状況で何が恩返しになるかは分からないんですけど、
ネガティブで短気で自分に自信なんてまるでなかったただの女の子が、
みんなのおかげでここまで成長できて、自分を好きになれて、自分を幸せにすることが出来て、
誰かに幸せを与えたいと思えるまでになりました。
だからね、わたし、今、とても幸せなんです。
つまづくこともあるし、立ち止まることも、泣いちゃう日ももちろんあります。
だけど、それでもわたしの進んでる道は
きっと必ずいい未来に繋がってるって思って進むことが出来るのは、みんなが自分を信じることの大切さを教え続けてくれたからです。
ありがとう、何年経ってもみんなの言葉のひとつひとつがわたしの中で生きていて、そのおかげで自分の道を自分で選び続けることができます。
たくさん辛いこともありました、この数年間。
だけど、どれだって後悔したことは一度もないんです。
それは、自分が自分で選んだ道だから。
今まで積み上げた物を全部手放すことになったとしてもそれがいいと思ったら、それでいいんです。
だって自分の人生だから。
これからを生きるのは他の誰でもない、これからの自分だから。
昨日歌った「君の唄」は
わたしも一緒だよ、大丈夫だよ、わたしはどんな君でも肯定するし、そばにいるよ、っていうそんな曲です。
わたしにとっての、みんなみたいな。
そして、次はわたしが誰かにとってそうなりたいと願う曲。
伝えたいこと難しいんだけどさ、
今もし悩んでることとか立ち止まってる人とか、
実は過去になにかを抱えてる人がいるなら、
そんな人たちにも、わたしが救われたように、
わたしの経験がどんなに淡くても弱くてもいいから、光になれたら嬉しいなと思ってお話ししました。
少しだけ、たまにでいいから、自分の歩んできた道、その道を歩いて今ここに居る自分を、褒めてあげて欲しいな、って思います。
大丈夫、誰も間違ってないし、
間違ってたって誰も責めたりしないから。
あなたは、あなたのまま生きればいい。
わたしは世界中を敵に回しても、あなたの側に必ずいるよ。
あとね、わたしね、柚希未結の経験がかけがえのない宝物なんですよ。
だけど、就職活動中、何度もアイドルをやっていた経験を嘲笑われるような発言をされたり、
柚希を辞めてから知り合った人にやってきた経験を無駄だと言われて、
最高のかけがえのない経験だと思ってたのに、美化してるだけかな、ひとりよがりなのかなって思ってしまうところまで精神を落としてしまったことがあったり。
大切にしていた過去も、その時代を観てもいない人に捻り潰されて、それを跳ね返せる精神力もなくて。
でも、ある時に友人と話してる時にこう言われました。
「柚希未結の凄いところはただ人を集めるライブではなくて、みんなが柚希未結を観たいと思って集まっているところ、そして柚希未結もそのみんなをちゃんと認識しているところ」だと。
なんかそれがすごく救われて。
あぁ、わたしってあの頃のライブが楽しかったからだけじゃなくて、みんなに認めてもらえてたからだけじゃなくて、そうやって人と人の繋がりがきちんとそこにあったから
だから好きで大切なんだって改めて思い出したんですよね。
あぁ、やっぱりわたしそういう活動ができた、人生が歩めた柚希未結好きだなぁって。
もちろんもっと出来たのではないかと思い返す時もあります。
みんなの思いを背負って飛び立つことが出来なかったあの夏も、夢を叶えることの出来なかったあの期間も、上手くできなくて自暴自棄になったあの頃も。
だけど、それも含めて柚希未結だったんですよね。
だから、よかったし、
だから、好きだし、
だから、大切なんだろうな、と思うんです。
全部が順風満帆じゃなかった、
だからこそ青春で、だからこそ宝物で。
なんかね、あぁ、よかったなぁって5/13のライブを終えた今改めて思うし、改めて柚希未結を誇りに思うんです。
そして改めてライブを好きでいてくれるみんなのこと大好きで、誇りで、自慢だと思うんです。
またライブをして感じたことは次のブログに書くね。
続きます。