仕事を引退した後、長期旅行が多くなり、旅先への滞在期間が長くなりました。
長旅をしていると、定番の観光スポット以外にも、色々行ってみたい場所が増えるのですが、ネックになるのが交通手段です。
マニアックな場所は、公共交通機関が無く、一日に何か所か回るとタクシー代が高くつくため、バイクがあれば便利なのですが、僕は日本の普通免許しか持っていません。
東南アジアでは、レンタルバイクは免許証の提示無しでも貸してくれるところが多いですが、事故の際に保険が下りなかったり、警察の検問で罰金を食らうリスクがあります。
交通量が少ないリゾート地では、何度かレンタルバイクを借りたことがあったのですが、パタヤなどの都市部でも気兼ねなくバイクに乗れるよう、思い切ってバイクの免許を取得することにしました。
バイク免許をタイの現地で取る場合は、長期滞在ビザがあれば可能で、費用も安いそうですが、時間と手間が非常にかかるようでした。
また、学科試験と実技試験があり、意外に難易度が高く、一度で受かるとは限らないようです。
また、混雑している時期は受験日程が先延ばしになり、数週間待たされることもあるということでした。
色々調べると、日系の某旅行代理店で、運転免許取得サポートというのがありました。
料金が25,000バーツで、2日間で確実に取得出来るとうたっていて食指が動きましたが、よくよく見ると替え玉受験の代行のようでした。
10万円ちょっとでタイの運転免許が取得出来るので、一見魅力的に思われますが、後腐れが悪い気がします。
考えた末、やはり日本で自動二輪の免許を取得することにしました。
国際免許証でバイクに乗る場合は、排気量の制限が無いため、日本の小型自動二輪の免許を取るだけで、全ての排気量のバイクに対応した国際免許証が発行されるそうです。
また、AT限定でも良いということだったため、今回は一番短期間で安く取得可能な、小型自動二輪のAT限定免許を、教習所に通って取得することにしました。
自宅近くの教習所にいくつか問い合わせたところ、年度末は学生で混雑しているようで、小型やAT限定は受け付けていないところが多く、費用も15万円くらいと高かったです。
しかし、自宅から車で1時間くらいの場所にある教習所で、小型ATが9万円というところがあったので、通うことにしました。
