ブッダガヤに4泊した後は、ヒンドゥー教の聖地でインド屈指の観光地のワーラーナシー(ベナレス)へ移動しました。
ワーラーナシーまでは飛行機もあるようでしたが、高かったので電車で移動することにしました。
ただ、インドの電車は予約が難しく、一週間以上前にインド国鉄のホームページで予約を試みたところほぼ満席で取れなさそうでした。
ベトナムに行った時に利用した12Goというサイトで調べてみると、手数料が上乗せされますが空席があったので予約しました。
ただし、便利な時間帯やリーズナブルなクラスの席は既に売り切れていて、朝7時発のファーストクラスしか空いておらず、値段は若干高くて19ユーロ(3000円強)でした。
乗車に必要なEチケットが別途インド国鉄から送付されてきましたが、価格が1220 ルピー(2200円くらい)となっていたので差額は手数料のようです。
ブッダガヤの最寄りのガヤー・ジャンクション駅はブッダガヤの中心部から北に10キロほど離れたガヤー市街にあり、朝7時発の電車なので5時にチェックアウトしてホテルの前で流しの電動リキシャをつかまえました。
駅までの料金を前日試しに聞いたところ400~500ルピーというドライバーが多かったですが、この流しのドライバーは300ルピー(約500円)でOKということで即乗ることに決めました。
まだ暗い街を出て、朝もやに霞む前正覚山を望みながらガヤー市内に向かって北上しました。
途中少し渋滞がありましたが、6時頃にガヤー・ジャンクション駅に到着。
順調に到着し待ち時間がたっぷりあったので、駅の周辺を散策しました。
駅には電光掲示板で列車の運行状況が出ていて、僕が乗る電車は1時間程度遅れるようでした。
インド国鉄のホームページでも細かい列車の運行状況や走行位置が出ていて、やはり1時間遅れの8時過ぎに到着するようでした。
朝食を食べていないので食堂などを探しましたが、あまり清潔そうな場所が無いので、売店でお菓子を買って電車の到着を待ちました。
インドの電車はファースト、セカンド、サード、椅子席と分かれていて、どのクラスの車両がどの位置に到着するか分かりづらいのですが、インド国鉄のホームページに列車の配置が掲載されていて、自分が乗る車両が止まる位置の見当を付けて待っておく必要があります。
1駅で5~10分ほど停車するのでそれほど慌てることは無いのですが、サードクラスや椅子席はすし詰め状態で、大きな荷物を持っている人も多いのでカオスのような感じでした。
ファーストクラスは値段が高くてあまり利用する人がいないのでかなり余裕がありました。
インドの寝台列車は何千キロもの距離を2日がかりで走る列車が多く、僕の乗った列車も前の区間に乗っていた人が利用した寝具がそのままになっていました。
ただ、乗客は英語を流ちょうに話せるクラスの人が多く、同じコンパートメントの人はビジネスマンとエンジニアで親切な人たちでした。
ファーストクラスはインドでもある程度裕福な人が利用する席ですが、トイレなどはやはりインド仕様。
長距離の寝台列車で何十時間も走るのでシャワーまでついていました。
ただ、利用するにはちょっと勇気が必要な清潔感でした。
ガヤーからワーラーナシーまでは4時間半の旅程でしたが、出発が1時間遅れたので到着もほぼ1時間遅れで13時頃となりました。
ワーラーナシーは10年以上前に一度来たことがありその時も駅を利用したのですが、以前よりも駅舎が大きくきれいになっているような印象でした。
駅を出るとリキシャの客引きに寄って来ますが、それほどしつこくないので、何人かに話を聞いて一番安いのを利用するのが良いと思いました。
僕が泊まるガンジス河近くのホテルまでは200ルピー(350円くらい)とリーズナブルな値段でした。
ただ、ガンジス河近くの路地には車やリキシャは入れないので、途中までだよということでした。
結構若いイケメンのドライバーで、彼女の写真をスマホで見せてきたりとフレンドリーでした。
途中、見知らぬインド人が寄って来てドライバーと話し、僕の乗っているリキシャに乗り込んできました。
どうやら、そのインド人が泊まるホテルが僕のホテルの経路上にあるということで、相席で乗せることになったようです。
これもインドのあるあるで、相席になったからといって最初に合意した料金が安くなるわけではありません。
途中で同乗のインド人を下ろし、30分ほどかかってホテルの近くの広場に到着。
そこから先は歩行者天国になっていて、更にホテルは細い路地の奥にあるので、スーツケースを引きずりながら歩いて向かいました。
ガンジス河の近くのエリアはホテルやゲストハウスが密集した迷路のようになっていて、スマホのGPSを頼りにホテルへ向かいますが、牛のウンコなどもたくさん落ちているので踏まないように慎重に歩きました。
予約していたホテルはガンジス河のすぐ近くの路地裏にあり、長期滞在者用のゲストハウスのような感じで、広いですがアメニティはいまいちでした。
ホテルの周囲には外国人旅行者向けのレストランやカフェなどもたくさんあり、朝からスナック菓子しか食べていなかったので少し遅めの昼食を食べに行くことにしました。