ここからは長文です。

10年前に外して汚れたままだったポンプを灯油で洗ったのですが、すっきりと落ちません。

そこでお馴染みのサンエスで洗ってみました。



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驚きの洗浄力です!


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写真では分かりにくいのですが、ピカピカになりました。
恐るべしサンエス!



綺麗になったところで、早速分解していきましょう。


これがシールのリペアキットです。
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必要な工具です。
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左からトルクスのE8ソケット、カニ目レンチ、スナップリングプライヤー、ポンチ(2.5、3mm)、ピックツールです。



まず最初にボルトやピストン(カニ目)緩めておきます。
バラしてからだと緩めにくくなりますから。

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前方から13mmのボルト(30~35N)4本を抜き、前後二つのポンプを切り離します。

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上の写真の右側、ポンプの後ろ半分はパワステポンプで、セダンのシングルポンプと同じ構造(ベーンローター)です。


パワステポンプの心臓部であるベーンローターは写真の左側、ポンプの前半分(レベライザーポンプ側)についています。

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このベーンローターのケースは重なっているだけなのですが、パワステフルードでピタッと張り付いていて焦ります(笑)


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ベーンローターが回転するとベーンが遠心力で飛び出し、偏心した気室の中からフルードを圧送する仕組みのようです。


 
ベーンの外側は気室の内壁と擦れるので、滑らかに、ラウンドして仕上げられています。万一ベーンがバラバラになってしまっても、向きに気をつけて組み立て可能と思います。

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ローターのケースには回転方向を示すマークが入っています。蓋のほうにも同じ位置にマークがありました。
位置を記録しておきます。

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ベーンローターが剥き出しになりました。
10枚あるベーンがバラバラにならないように、輪ゴムで止めておきます。

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ローターを外すために、まずシャフトのリングを外します。
スナップリングプライヤーを使います。
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ローターと下のプレートを外すのもコツが要ります。

いきなりローターをつかんで引き抜こうとしてもプレートに張り付いているので難しいです。

そこでシャフトの先端をフランジのほうに押し、次に反対側(フランジ側)から押し戻すようにするとローターがプレートから外れました。


外したローターは輪ゴムをつけたままプレートと一緒にそっと置いておきます。




後方のハウジングの中には真ん中に黒い三角帽子のパーツが見えます。

フローコントロールバルブで、中にバルブが仕込んであって、パワステフルードの圧をコントロールしているようです。


ステアリングを一杯まで切るとポンプからクゥーンという音がしますが、その時このバルブが働いているのかもしれません。


シールの交換だけならここは手をつけなくてもOKなんですが、せっかくなので外してチェックします。

リングを細いドライバーなどで外します。
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リングをこじって外す時には、三角帽子を指で押し込んでおくとやり易いです。

というか、そうしないとフローコントロールバルブのリムに傷を付けてしまいます(^^;;



取り出したフローコントロールバルブ(中央)です。
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お尻にはストレーナーがついていました。
中にはスプリングとチェックバルブが入っているようです。


外してチェックしようとしたのですがストレーナーが緩みませんでした。


パワステポンプ側は交換すべきOリングも少なく、難しいところはないでしょう。



レベライザーポンプ(ハイドロポンプ)編に続きます。