秘書と社長 3903 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想中です♪

☆閲覧注意☆


























せっかくだし、部屋の露天風呂な2人にコーヒー牛乳買っていくことにした

昨日貰って美味かったしね



売店に行き冷蔵庫からコーヒー牛乳を取ってレジに並ぶ俺たちの前に2組

すぐ前は若い女の子

その子が持ってた袋を落としたから拾って渡した智




「落としましたよ」


「あっ、ありがとうございます」




そう言って振り向いた女の子の顔に見覚えがあった

相手も俺のことを知ってるのか目が大きくなったのが分かった

誰だったかなぁ………………





「ニノ?だよね?!」


「あっ、うん」


「覚えてるかな?楓と真実」


「……………………あぁ」





さくらや蘭と仲がよかった2人

俺はそこまで仲良くは無かったけど





『いらっしゃいませ。お待たせ致しました』



レジのお姉さんに声をかけられ前を向いた2人が会計をするのを後ろで待つ

正直、さくらじゃなくてよかったって思った

こんな偶然あったら

気まづいけど話すかもしれない

俺にとって終わったことだし今は智がいるし

今、隣りに智がいる状況で会うのが一番イヤかな

ほら、元カノと今カレが鉢合わせって気まづいし

智なら本当に『ありがとう』ってさくらに伝えそうだし(笑)

そしたらもっと気まづくなる




前の2人が終わっておれたの番が来た

智がコーヒー牛乳をレジの人に渡したりしてる隣りにいた俺の浴衣の袖が引っ張られそちらを向いた




「ん?」


「ニノ、今日はごめんなさい」




そう言って楓と真実が俺に頭を下げた

きっと大声でさくらが俺を呼んだことだろう




「大丈夫」


「もう、絶対ニノには迷惑かけないから。本当にごめんなさい」


「もう、いいよ(笑) 皆んな元気でね」


「うん。伝えとく……………ニノ、今幸せ?」


「ん?うん。幸せ」


「ニノ幸せでいてくれてありがとう。じゃあね」


「うん。じゃあ」






そう言って2人と別れた





「カズ」


「智、ごめんね」


「なにが?行こうか」


「うん」




智と別邸へ続く廊下へ向かって歩く





「運命のイタズラみたいな偶然だったけど」


「うん」


「全てが過去になった気がする」


「そうか」


「うん。だからこの偶然は俺には必要だったんだと思う。自信持って智といる今を『幸せ』って伝えられるからね」


「カズ、ちゅー♡する?」


「(笑) しません」