妄想中です♪
☆閲覧注意☆
1日が終わる
朝は長い1日になりそうって思ってたけど案外そんなことは無く潤くんに助けてもらっていつもの1日を過ごした
ベッドの中に2人で入れば泊まりの出張の寂しさがまだあるのか智が甘えるように抱きついてくる
「智、くすぐったいよ(笑)」
抱きついた智が首筋に顔を埋めハムハムと唇で甘噛み中
それがソフトタッチでくすぐったい
「カズ」
「なぁに?」
「カズ♡♡♡」
たった1日
楽しく過ごして長くは感じていなかったと思う
だけど、智にとってそばを離れていくことは怖いのかもしれない
激しかった昨日も、ずっと俺の名前を呼んでいた
それだけ智の中で俺は大きな大切な存在になったのかな?
智のカラダをギューっと抱きしめる
「カズと一緒が一番大好き♡」
「俺も智と一緒が一番大好きだし落ち着く」
「僕ね」
「うん」
「大好きな人たくさん増えたし、カズのパパやママと一緒に寝たりも出来るけど、やっぱりカズと一緒が一番なの。あっ!カズのパパとママがダメなんじゃないよ。皆んな大好きなんだけどね……」
「大丈夫。分かるよ。俺も大切な人はたくさんいるけど智が特別だからね」
「うん。それ!カズは僕の特別なんだ」
「ありがと」
智が安心して過ごせる場所が増えたことは智にとってとても大切なこと
それでも俺と過ごす空間が特別だと言ってくれることは恋人冥利につきる
「僕、今が一番幸せ。カズも一緒だし、パパもママもお姉ちゃんも潤くんも皆んな優しいし。皆んな僕が悲しむことをしないもん」
その言葉を聞いて胸が締め付けられる
智の心を壊したあの日々は何年経っても智の記憶から消えることはない
それでも消えない記憶ならそんな記憶が思い出されることがないように楽しく幸せな気持ちでいられるようにしてやりたい
「智が笑っていてくれると俺も幸せだよ」
そう言って髪を撫でれば智の目が少しずつ閉じていく
「カズ……………」
小さく俺の名前を呼ぶ
「おやすみ、智」
俺の声が届いたのか智が笑った