妄想中です♪
☆閲覧注意☆
仕事は順調に進む
来てよかった
基本は社員に任せてるしそれだけの能力があると思ってるから
そりゃ、時々口は出すけどそれはそれぞれの担当のベースがあってこそ
亀梨くんも優秀だしきっとこの出張も俺無しでもクリアしてただろうと思う
でも、こっち方面での仕事はまだまだ多くない
それなら俺が顔を出すことで相手側の印象をもう一段階上げておくのも必要
『お昼、どうされますか?近く食べに行きます?社食行きます?それとも何か買ってきましょうか?』
「ありがとうございます。亀梨くん、どうする?」
「どのみち出ます?外の空気吸うのもいいと思いません?社長」
「そうだね。すみません、近くにおすすめのお店とかありますか?」
『一緒に行きますか?』
「間宮さんはお弁当って言ってたじゃないですか。お弁当食べて下さい。せっかく作ってくれたお弁当は食べないと」
『すみません』
「いいえ」
間宮さんは最近結婚されたそうでこの企画が終わったら新婚旅行へ行くらしい
亀梨くん情報だと
間宮さんにおすすめのお店を何軒か聞いて外へ出た
外の空気吸うのも悪くないね
「社食」
「何?」
「こちらの社長さん。夜の計画たててると思うんですけど、社長苦手ですよね?」
「苦手だね」
「間宮さんも早く帰りたいだろうし断っちゃダメですかね?」
「好意なんだけどね」
「仕事が順調じゃないからホテルでも俺と社長打ち合わせすることにしません?」
「角が立たないなら」
「じゃ、そう言います。俺も苦手なんですよねぇ」
「亀梨くん、モテそうだもんね」
「社長もだと思いますよ」
「そうかな?」
「そうです」
出張で憂鬱なのは迎えてくれた側が夜の食事とその後の飲み
元々好き嫌いも多いし、たくさん食べられない
その上、飲みの時の隣りの女性とのやり取りが本当に好きじゃなくて毎回困る
亀梨くんが気を遣ってくれたのか?
本当に亀梨くんも苦手なのか?
それでも回避出来るならありがたい
近くの蕎麦屋に入って食事をとる
♪♪♪~♪
潤くんからのLINEに添付された写真
ニコニコな智が持ってるのはカレンダー?
手作りなのは分かるけどなんなんだろ?
楽しく過ごしてるみたいだしいいけど
♪♪♪~♪
『ニノが帰ってくるまでの時間をカウントダウンするカレンダー制作楽しんでた智は早く捲りたくて何度も聞いてくる(笑)時間が経つのが遅いらしい』
「頑張って早く帰るよ」
♪♪♪~♪
『カレンダーに描く落書きのレベルが高すぎて』
その言葉の後に添えられた写真は数字の周りに描かれた細密画と違うカレンダーには猫
落書きのレベルを超えてる落書き
「凄っ!」
思わず漏れた声に亀梨くんが反応する
「どうしました?社長」
「あー。智の落書きが送られて来て」
「みせてもらってもいいです?」
「ん。いいよ」
そう言ってスマホを差し出しせばその画面に見入る亀梨くん
「…………これで落書きなんですか?」
「そうだね。智は残そうって思って描くものはスケッチブックやキャンバスに描くことが多いし、捲るの分かってて描いてるから落書きだと思うよ」
「天才って怖っ!あっ!また送られてきましたよ。えっ?呪いですか?」
「呪い?」
亀梨くんがスマホを返してくれた
その画面にはカレンダーの数字の周りにびっしりと色んな書体で書かれた俺の名前(苦笑)
呪われそう(笑)
まぁ、相手が智なら呪われてもいいけどね