妄想中です♪
☆閲覧注意☆
俺は二宮和也
俺には小さい時の記憶が無い
全く無いわけじゃないけど智と過ごしてきた数年が抜けてる
智と言う存在もある
智を取り巻く人たちのことも分かってる
だけど過ごしたきっと楽しかっただろう記憶が無く
俺にとっては智はただの近所の知り合い程度
どこかにしまい込んだ思い出は自分から取り出すことは出来なくて何かの拍子にフワッと浮かぶだけ
それが思い出だと言う確証は俺には無いけど
今まで無かった智が絡むそれが浮かぶのはきっと思い出なんだろう
双子のハロウィンの衣装を美羽ちゃんが見せてくれた
夢の国でよくみる2匹のりす
頭の中に浮かんだのは小さな男の子2人
1人はより小さい
確信は無いけどきっと………
「………………………美羽ちゃん」
「なぁに?」
「俺、智とこれ着た?」
そっと美羽ちゃんに抱きしめられた
小さい時もこうやって貰ってた気がする
「着てたわよ」
また1つ戻った記憶
俺の中の小さい時の記憶は数えるくらいしかない
思い出せない記憶の方がきっと膨大
それでも、智と共有できる記憶が増えたことは本当に嬉しい
タッタッタッタッ
「かじゅー」
「ママー、ギューーー♪♪♪」
お母さんと遊んでた双子が抱きついてきた
「あーーーー!!!!」
智の悲鳴も飛んできたけど