☆閲覧注意☆
また明日ね💙💛
「かずが明日から野球出来るの?」
「はい。和也さんのお母様から連絡がありまして、野球の練習に明日から参加されるようですよ」
「よかった。かず嬉しいだろうなぁ」
「明日ならお休みなので見に行けますよ」
「行く。こっそり隠れてみる」
「見るだけなんですから、普通に見てて大丈夫ですよ」
「うーん。やっぱり隠れてみる」
腕を吊って退院したかずは学校へもその腕のまま通ってた
体育や野球の練習は出来なかったみたいだけど、学校生活はあんまり不便じゃなかったみたい
退院したその日に僕のお家へ来てくれたみたいだけど、僕はその日学校帰りに塾の日でかずには会えなかった
僕のお家見たら何か思い出してないかな?
って思ったけど、何も言ってこないならきっとかずは思い出せてない
思い出して欲しい気持ちはあるけど、皆んなが言うように昔のかずとの思い出は僕の中にちゃんと残ってるし、僕が持ってるからいい
これから先、僕とかずが仲良しになれる時が来たその時からが大事なんだなって皆んなに教えてもらった
そうだよね
かずの中から僕はいなくなっちゃったけど僕の中のかずをたくさんのこしてくれてるもん
大人になったらかずと仲良く出来るように僕頑張るんだ
かずがカッコイイって言ってくれるような大人になるの
「いってきます」
久しぶりの野球の練習
今日はお休みだからお父さんが一緒に行ってくれる
「喜びすぎて無茶しちゃダメだよ?」
「うん!」
やっと野球が出来る
嬉しい
久しぶりのキャッチボール
前みたいにできるかな?
久しぶりって皆んなに揉みくちゃにされて
グローブ片手に顔を上げる
見学の人が座って見ている場所
その場所にある大きな木………
誰もいない
いや、誰がいるんだ?
「ニノー」
「今行くーー」
【事故編】おしまい