☆閲覧注意☆
「社長、顔がだらしないっス」
「普通だわ(笑)」
「いや、デレデレし過ぎで、二宮さんと話し出した途端声のトーンも上がってます」
「マジで?」
「自覚ないんですか?」
「無ぇ」
「あぁ、恋人と話してるんだなぁって遠目でも分かります!」
「遠目?」
「えぇ、そのくらい崩れてます」
「お前、今の悪口だろ?昼メシ奢ってやらねぇからな」
「あー!崩れてもカッコイイです」
「遅ぇわ(笑)」
3人で入ったレトロな喫茶店
こんなところのメシが美味かったりする
食後のコーヒーは最高だ!
「俺たちだけ残って見学っていいんですか?」
「後の仕事に役立つんだから見てこい。今度子どもが使う施設をプロデュースするかもしれないから、その辺も踏まえて見てきな」
「分かりました」
「ありがとうございます」
あまり接点が無い若手
そんな2人との出張なんてこの先もあるか分からない
まぁ、今回はミスがこの出張に繋がってはいるけど
「仕事楽しいか?」
「楽しいです!先輩はフォローはしても俺たちに任せてくれるし、もちろん暴走しないように口は出してくれるので安心だし」
「今回はミスしてしまいましたけど……」
「まぁ、それは時期も悪かったんだから気にすんな。先方はそれ程怒ってなかったろ?」
「それは、社長自ら出向いてくださったから」
「その為に俺に役職ついてんだろ?」
「カッコイイッスね」
「惚れんな!俺にはカズがいる!!」