スパイラル chap 2 12 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想中です♪
☆閲覧注意☆
















『ごめん』って何?







「智、ごめんなさい」

「な、に?」

「今日、学食であんな態度とってごめんなさい」

「大丈夫、気にしてない」

「ウソ!凄く哀しそうな顔してた」

「俺もごめん」

「何?何で謝るの?」

「カズのこと傷つけた」



……………………



「傷ついたのかも。でも、分かってるの言っちゃダメだって。でも………」

「うん。言って」

「智の声で聞いたら泣きたくなった」



昼間と同じ哀しい目になる
こんな哀しい目をさせるために一緒に暮らすために努力してきたんじゃない
大好きなんだ




「カズ、こっち来て」




玄関で靴を脱いだだけのカズの手を取りリビングのソファに先に座る



「おいで」



膝をたたいて顔を見れば真っ赤な耳をしたカズ



「子どもじゃないよ////////」



そう言って俺の膝に向かい合って座った



「カズ………キスして。カズから」



頬まで真っ赤に染ったカズが下唇を少し噛んでからゆっくりと近づいてきた