妄想中です♪
☆閲覧注意☆
テーブルには和也が運んでくれた料理が並ぶ
「ねぇ、あなた本当どういうつもり?」
「はっ?」
「カズ、雅紀に相談してるらしいよ」
「何を?」
「あなたの負担になってる気がするって!」
その言葉に黙り込む
カズが俺を見てイロイロ考えてたのか?
バカだな、俺
ずっと年下の和也に気を使わせて
3人からの説教はもう3人が完全に和也の味方だから俺には厳しい(笑)
それでも1年経っても手を出せずにいる俺の気持ちも理解してくれてるのはありがたい
「ねぇ、智くんはカズが居なくなって死んだみたいになってた時とカズを思ってた時とカズと出会った今といつが一番幸せなの?」
「今」
「じゃ、何を迷うの?」
「カズの若さ?」
「……うん。和也はまだ未来が決まったわけじゃないだろ?大学生だぜ?!」
「でも、決めるのはカズだよ?おーちゃんじゃない」
「……………………」
「あのさ、カズがカズの想いを聞いて智を探してたとしても、自分の意思も入ってたと思うよ。関係ないと思えば智をわざわざ探さない。これからの自分に必要ないと思うならカズの意識がどこかにあっても行動しないって」
「そうだよ、カズの命日にあの場所に現れたカズは本人の意思で智くんに会いにきたんだよ」
「それに、おーちゃんらしくない。カズに言えばいいじゃん。『俺と一緒に居ることだけじゃない』ってそれでもカズがおーちゃんと一緒に居るならそれはカズの意思でしょ?そう言ってたよ」
「・・・・・・・・相葉ちゃん和也は何て?」
『智ともう一度出会わない方が良かったのかな?
智にこれからの俺を考えさせることになって智は後悔してるのかな?
智の中の思い出のまま時間がかかっても薄れるように俺は智を解放した方が良かったのかも・・・・・・』
「そんな風に言ってたよ。カズは年齢違ってもこれから智と過ごせなかった時間も埋めたいと思ってるけど智は違うのかもって……哀しそうだった」
相葉ちゃんのその言葉に胸がギュッと締め付けらる…………
「手を出せないのも分かる。でもそれがカズを不安にさせてるんだろ?せっかく出会えたのにさ何やってんの?」
「智はさ、カズのためって格好つけてカズを解放してそれで満足できるんだ?カズがその後他の男と付き合うかもとか思わないの?智から離れて必ず女と付き合って『普通』って言われる人生歩む保証なんて無いよ?カズの隣りに違う男がいても平気でいられる?」
「…………………………」
カズが他の男と…………?
「その沈黙は平気じゃないんでしょ?智くん」
「もっとさ、年とかグチャグチャ考えないで自分がどうしたいか考えたら?じゃないなら・・・・・」
「「「俺たちがカズ貰うよ?」」」