櫻の咲く頃 8 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想中です♪
☆閲覧注意☆














潤くんの家に来たのは久しぶりだな…
「まだ誰も帰ってきてないから、先に俺の部屋言ってて」
「うん、お邪魔します」
「お邪魔しまーす」
「お邪魔します」


相変わらずのこだわりの部屋
潤くんの部屋に来た時の定位置があってそこに座る
「開けて〜」
潤くんのその声にドアに一番近いまぁくんが立ってドアを開けるとジュースやコップ、お菓子の乗ったトレイを持った潤くんがまぁくんに
「雅紀、よろしく!」
「俺、カズのお茶取ってくる!!」
そう言ってまたキッチンへ行ってくれる


僕のお茶も揃ってお菓子を食べながらも皆んなの視線が僕に向かってるのが分かったから夢の話を皆んなに話した


『鮮血に染まった刀を持ってた』


それだけなんだけど
それ以上に気になってることが…


「カズ、その鮮血に染まった刀を持ってたって夢の話と今何か考え込んでることは同じ?」
そう、翔ちゃんに言われてとりあえずこの3人には伝えてもいいかなって思えた


「あのね、変なんだけど、夢の中の人に惹かれてるのか気になって仕方がないんだよ」
「うん、夢とは言え何度も見てるからね」
「気になるんじゃない?」


「夢の中の俺が男なのか女なのかも分かんないんだけど」
「うん、見える景色や人物はいつも同じなんでしょ?」
「うん…」





「で……あのね、まぁくんのクラスの転校生の大野くん、僕の夢に出てくる人に似てるの」
「えっ?」
「その、血に染まった刀を持ってる人?」
「うん、確証も無いし、夢の中の話だから断言は出来ないけど、似てる…」


「さっき、櫻の木の下から走って行くまでの間しか大野くんは見てないんだけど」
「でも、似てる?」
「うん…」


「カズの夢に出てくる人が大野くんに関係する人とか?」
「って言うか、大野くんって何者なんだろうね?」


「あの身のこなし、半端ないんだけど…」
「忍者みたいだったよね?」