義父の介護でお世話になった、
ケアマネさんとの思い出。
私が、在宅介護を要望していたので、
在宅介護に明るいケアマネさんを
地域の包括支援センターが、
紹介してくれました。
年齢は・・・アラフィフくらいかな?
ご自身のおじいさんを
在宅介護したことをきっかけに
介護の道に入られたと
おっしゃっていました。
利用者さんの介護サービスについて
意思決定をする人を
キーパーソンと言います。
私は当然、義母さんだと思っていたんですけど、
ケアマネさんが「ぜひ、お嫁さんにして欲しい」ということで、そうなりました。
今までは、老々介護の利用者さんが多くて、
利用者さんのお世話をしてケアプランを話し合う人もお年寄り。
今回、初めて「若い(私のこと)」人が、
キーパーソンということで、とてもよろこんでいました。
若いと言っても 私、アラカンだったんですけど![]()
だから、全部 連絡は、私だし、
私の予定に合わせて、
ケアマネさんも話し合いに来てくれた。
出勤の通り道だからと
よく家にも来てくれました。
ありがたかったです。
当時、私は、
ケアマネさんは、介護のプロ
看護師、あるいは、
介護士、ヘルパー1級 取得者で
現場経験が5年以上ある人
という認識でした。
だから、ケアマネさんは
老人の体について
よく知っていると思っていました。
ところが、、、
「ん???なんで?」ということもあったんです。
おじいちゃん(義父)は、
癌も患っていたのですが、
なぜか「痛い」と言わない。
私は、おじいちゃんによく
「痛くない?」って聞いていたんです。
すると「痛くない」「別に~」と言います。
見ていても痛そうにはしていないし・・・
私は、癌は痛いものと思っていたので
おじいちゃんが、痛みを我慢しているのでは?と心配していました。
それは、ケアマネさんも同じでした。
ケアマネさんも
おじいちゃんに質問するんです。
「お腹とか痛くないですか?」って。
そして、おじいちゃんのお腹のあたりを
グッと押さえたりする。
すると、「痛いな」と
おじいちゃんが、つぶやくように言うんです。
そうなると、ケアマネさん、
「大変だ!すぐお医者さんに見せないと!」と言うんですね。
「痛いって言った!痛いって!!」と叫んで![]()
私、、、びっくりしちゃって、
でも、、、、いや、
よく見てくださいよ。
これが痛い人の態度ですか?
って、ケアマネさんに言ったんです。
人が我慢して痛いとき
どんなに我慢していても
汗がでたり、顔がこわばったり、
身体が、痛いところをかばったり、
眉間にしわが寄ったり・・・
なんか、言葉以外の
そういうサインってあるじゃないですか・・
それが、まったくなくて「痛い」と言うだけ。
だから、私も、「おじいちゃん、どんなふうにどこが痛い?」って聞いたんです。
すると、「え?そりゃ、押さえられたら痛いがな」ということで、普段は平気だったみたいです。。。。。
でも、ケアマネさんは
「『痛い』と言った!!大変だ」と大興奮して・・・
これには、私、困りました![]()
ケアマネさんは、介護や看護の世界で
こういうこと経験ないのかな?って
ちょっと、思った・・・・
そして、分かったのは、
ケアマネさんは、介護や看護の人ではなかったんです。
歯科衛生士さんだった。
ケアマネさんが、不足しているため
国は、資格を取る間口を広げていたんですね。
それは・・・長年のお勉強の内容が違うがな~
歯科衛生士さんが、どうのこうのじゃないんです。
きっと、ケアマネになった時点で、
それなりに勉強や実務もしただろうし、
このケアマネさんは、
ご自身のおじいさんを実際に介護されている。
経験値は、ばっちりです。
でも、やっぱり、
人間全体をみることに慣れている人と
身体の一部分をみることに慣れているのでは、違う。
仕方ないこととわかっていても、、、
なんか、このときの私は、
国のやり方にイラ立ちを覚えました![]()
なんでもかんでも、
間口を広げたらいいってもんじゃないよ!
そう思った出来事でした。
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