神楽坂のメダル屋さん -2ページ目

神楽坂のメダル屋さん

ひらがな忍者 / 神楽坂のホームページ屋さん / サカモト彫刻 / 起業

トランプ大統領誕生

2016年11月8日はアメリカ大統領選挙。

世界中が注目する中、まさかのまさかでドナルド・トランプ氏が勝利しました

今年は6月に英国の国民投票でまさかまさかのEU離脱という結果となり、そういうまさかがまた起こるかもとは思ってましたがまた起きました。(前回:英国がEUを離脱で金が上昇

トランプ氏に勢いがありましたが、直前にFBIがヒラリー氏のメール問題は問題ないという結論をだしていたので、ヒラリーがすこし有利になったのかな?と思いましたが分からないものです。

2016年はまさかが起きやすい年ですね。

ということでトランプ大統領が誕生します。

 

 

ドナルド・トランプ勝利演説

 

 

トランプ市場で金は上昇?

ヒラリー勝利を予想していた投資家は、今回は落ち着いたかんじになると安心していたらトランプ氏勝利でまた大嵐になってひーひーいってそうです。株価は急降下したあと急上昇しました。

トランプ勝利で株価が急降下したときに、これから4年間はダメ大統領のもと経済は低迷するからと予想して「売り」だろと注文したら、急上昇してお手上げになっていたでしょう。

嵐のときは手をださないで見守るほうがよさそうですね。

株価や通貨が不安定になると逃避先として金が買われ金価格が上昇することが多いです。

われわれはメダル、社章、カフスなどの製造のため、地金として金・銀などの貴金属を仕入れます。そのため金相場の動きには敏感になります。

11月8日の選挙後にたしかに上がりましたが昨日からまた金が急落しています。。まだまだ不安定です。荒れています。

 

トランプ氏の純金iPhoneが30万円

海外の記事でトランプ氏の顔が彫られた人物像の純金iPhone7が登場したそうです。

いやあ、なんだろ。ぜんぜん違和感ないですね。

トランプとゴールド、相性抜群ですよ。

Business Insider: You can now buy a gold-plated Donald Trump iPhone for about $3,000

トランプ大統領純金iPhone
トランプ時期大統領の純金iPhone

製造はプーチンの純金iPhoneもてがけたCAVIAR社です。記事によるとCAVIARはこの純金iPhoneをトランプ氏に渡すためにできることは何でもするそうです。

上にはトランプ氏の男前(すこしイケメン度もってる?)な肖像の彫刻とまわりに「DONALD JOHN TRUP」の文字。真ん中には米国エンブレムが手彫りされています。

下には星とTRUMPの文字と彼の選挙スローガンが彫刻されています。

「Make America Great Again」

全体的に地面に美しい波のようなカーブの模様(地模様)がはいっています。

これはぜひ生で見てみたいですね!

注文を受けてから製造するのか量産して在庫をもっているのかも気になります。

いやあ、お金あるトランプの支持者は買うんでしょうね。

 

ちなみにCaviar社のサイトでオンライン注文できるようです。

→ Caviar iPhone 7 Supremo Trump Changeover

 

関連記事

日本人は3択がお好き?

みなさん海外ドラマは好きですか?

 

わたしはドラマ24が流行った時に見はじめて、そのあともヒーローズやウォーキングデッドやブレイキングバッドなど海外ドラマにはまってしまいました。

 

その中でもわたしのお気に入りはビッグバンセオリーです。

 

ビッグバンセオリー - シェルドンのトッピングのこだわり
海外ドラマ「ビッグバンセオリー」

シットコム(主要な舞台や登場人物が決まっていて、基本的には1話完結、笑いどころにはラストラックという人工的な笑い声が挿入さるなどの特徴をもったコメディ)という種類のコメディドラマです。

 

海外ドラマのフレンズやアルフもシットコムですね。

ビッグバンセオリーの登場人物には、博士号をもった研究員のシェルドン、レナード、ラージとエンジニアのハワードのオタク系(理系)男子4人がいます。

 

またアパートの隣の部屋に引っ越してきた女優での成功を目指す普通の女の子、ペニー。オタクたちとペニーのやりとりが面白いコメディドラマです。

 

特にシェルドンは変わっていて、いろいろ面白いシーンがあるのですが、きにいっているのは、レナードが買ってきた弁当のトッピングがシェルドン仕様になっているか確認するシーンです。

 

このシーンはしょっちゅうでてきます。

 

シーズン2第7話の「オタク青年と対決するための法則」では、このようなやりとりがあります。

シェルドン「ハンバーガーの焼き加減はミディアム?」レナード「うん」
シェルドン「ディルをスライスにした?」レナード「うん」
シェルドン「つけあわせは別にした?」レナード「うん」
シェルドン「パン粉の増量は?」レナード「頼んだ」
シェルドン「何て言われた?」レナード「ダメだって」
シェルドン「抗議した?」レナード「うん」
シェルドン「激しく?」レナード「いや」
シェルドン「なのにやけに遅かったな!」レナード「、、、」

 

このやりとりを見ていると前の仕事で東欧に滞在していたとき、カフェで店員のおばさんにコーヒーを注文した時を思い出します。

 

ヨーロッパはコーヒーの本場ですのでただ「ホットコーヒー」と頼んでもなかなかでてきません。

 

日本のカフェだとホットコーヒーといえば「ブレンド」か「アメリカン」の2種類くらいのことが多いですが、むこうのメニューではたくさんあって違いがわかりにくいです

 

。エスプレッソ、ダブルエスプレッソ、ショート・ロングコーヒー、ディカフェなど。

 

よくわからなくてじゃあ「アメリカンコーヒー」ありますか?と聞いたらおばちゃんは「なんだアメリカンって?」となりました。

 

そう、ここにはアメリカンなんてものはありません。

 

だんだん慣れてきてロングコーヒーを頼むようになったのですが、「ミルクは?」と聞かれると、入れてくださいと言います。でもおばちゃんはすぐ「どのくらい?」と聞いてきます。

 

つまりコーヒーを頼むのにいろいろやりとりが発生します。(そして油断しているとときどきぼったくられそうなときも)

 

なんだか面倒くさいようですが、慣れてくると不思議なもので、このやりとりがないと物足りなくなってきます。わたしがはこのようなやりとりや自分のこだわりを求めることが好きです。

 

ベストは3択では決められない

気づいたら日常で手にいれるものをS、M、Lの3つから選ぶことが当たり前で違和感はありません。

 

本当に自分が飲みたいコーヒーのサイズは、SとMの間でややMよりの量かもしれません。着る服でも人によって肩幅や腕の長さやお腹まわりは違います。

 

でも選択肢はS、M、Lの3つです。

 

よみがえれ、社章

 

既製品になれば3種類を大量生産することで製造コストは下がります。

 

買う人はお手頃の値段で買うことができます。それで商売は成り立つのです。スーツや服でも、買う人の腕の長さ、肩幅、体型にあわせて服をつくることは、そのために型もつくるし、量産しないため既製品にくらべてコストはあがります。

 

なかなかオーダーメイドのスーツは手が出しにくいですが、手に入れれば自分だけのオリジナルなんです。

 

しかし東欧のカフェやビッグバンのシェルドンみたいに、トッピングや店員さんとのやりとりで自分の好みにより近づけるようにできます。

 

カフェでは店員さに言ってミルクをぎりぎりまでいっぱいいれてもらいます。

息子がいるので食べやすいようにサンドイッチは3つに切ってもらいます。

 

じぶんようにトッピングすることは、自分が買うものをできるだけいいものにしようという最後の抵抗です。

 

オーダーメイド・カスタムの魅力

家でパスタをつくるときはオリーブオイルや塩やパスタの量は自分で決められるので、じぶんだけのパスタをつくることができます。これはハンドメイドでアクセサリーをつくることにもいえます。

 

サカモト彫刻が提供するサービスは、メダル・コイン・社章などのオーダーメイドです。そのためサイズはS、M、Lではなく直径26.5ミリ、厚み2ミリ、材質がSILVER925などお客様と決めた仕様で製作を開始します。

 

そのため、一番いいコイン製品はこれという1つの答えがあるわけではありません。直径40ミリの大きいコインだって直径5ミリのコインも、それが求めているのであればどちらも正解です。

 

一番いいものを求めたら細かいやりとりが必要です。メダルの光沢はだすのか、部分的に光沢をおさるのか、アンティーク風にいぶし加工にするのか、そしてそれは金色系にするのか銅色系にするのか、はたまたおまかせにするのか。

 

人によってはそれが面倒くさいと考えることもできれば、人によってはそれができるのは豊かな人生だと考えることもできます。

 

オーダーメイドといっても道しるべは必要です。コインだったら直径、厚み、材質、デザイン、仕上げ、個数などを対応可能範囲の中から決めてもらいます。そのうえでできるだけ低コスト、高品質、短納期でお客様にご提供できるように準備をしています。

 

わたしの見解ですが、日本人はどちらかというと与えられた選択肢のなかで満足してしまうタイプではないでしょうか。

 

10代の若くて感受性がつよい時期に、受験勉強で三択とか四択とか選択欄から回答をえらぶことになれすぎてしまったのでしょうか。3つの中から1つを選ぶのは場合によっては妥協であり、それを続けていくと妥協の人生になるかもしれません。

 

まわりに合わせて空気を読んだり、与えられた選択肢のなかから選ぶのではなく、じぶんのなかの自分仕様の答えを求めて3つの外に丸をつけにいくのもありなのではないでしょうか?

 

牛乳をいれてもらうときには手でジェスチャーしてこれくらい、これくらい、「OK」っていったら止めてもらいましょう。たぶん店員さんはめんどうくさいなと思うかもしれませんがそれでいいのです。

 


製造業 ブログランキングへ

 

日本を代表する桐紋と菊紋

サンプルとして残っている古い社章、勲章、校章を見ていると家紋がデザインの一部に使われていることに気づきます。なぜこの学校はこの家紋を使うのだろう? その理由や歴史的背景がわかってくるとなかなか興味深いです。現在もデザインで五三の桐紋や16枚ではない菊紋を描くことがありますのでこれらの家紋について少し調べてみました。

今回は日本を代表する家紋として特に有名な桐紋と菊紋についてご紹介します。

 

 

家紋5種 肉彫り 石目入り

豊臣秀吉と天皇家

まずは桐紋です。意識していないとあまり気づきませんが、おそらく誰もが一度は見ているはずです。桐紋は天下統一を果たした豊臣秀吉が家紋にしていたことで有名です。桐紋はのちほどご紹介する菊紋とともに天皇家の家紋ですが、桐紋は後陽成天皇から豊臣秀吉に与えられています。

「桐」というのは、中国の神話に出てくる鳥・鳳凰が止まる木とされていました。そのため昔から神聖なものとして扱われていたそうです。こうした風習が日本にも伝わり、皇室のみが利用できる格式ある紋章として使われていたそうです。

桐紋にもいろいろなバリエーションがありますが、有名なものは図の五三桐(ごさんのきり)と五七桐(ごしちのきり)です。

五三と五七。この数字の意味は家紋のなかにある花の数を示しています。

五三桐は花の数が 3、5、3と並んでいます。また五七桐は花の数が5、7、5と並んでいます。

日本政府の家紋もこの桐紋で、政府の紋章は五七の桐、法務省や皇宮警察の紋章は「五三の桐」です。桐紋が天皇家の副紋であること、豊臣秀吉が朝廷から桐紋をさずかったように政権の家紋という意味合いがありそうです。

五三桐紋(豊臣家内閣府)
五三桐(ごさんのきり)
五七桐(ごしちのきり)

 

菊紋の花びらを数える癖

つづいて菊花紋章(菊紋)です。警視庁の徽章や国会議員の議員バッジ、また競馬レース菊花賞にもこの菊紋が使用されています。

じつはこの菊紋は花びらの数とデザインがとても繊細かつ重要で気をつけないといけません。

菊紋のうち、八重菊を図案化した菊紋である十六八重表菊は日本の天皇および皇室をあらわす紋章です。

「十六八重表菊」が公式に皇室の紋とされたのは、1869年(明治2年)8月25日の太政官布告第802号による。親王家の菊花紋として十六葉の使用を禁止し、十四葉・十五葉以下あるいは裏菊などに替えることとした。また、1871年(明治4年)6月17日の太政官布告第285号で、皇族以外の菊花紋の使用が禁止され、同第286号で、皇族家紋の雛形として十四一重裏菊が定められた。その後、1926年(大正15年)に制定された皇室儀制令(大正15年皇室令第7号)第12条[4]、第13条[5] によって正式に定められている。(Wikipedia

 

十六八重表菊は天皇家のみがお使いになられる家紋です。ですのでこれらをあるブランドのロゴや商品の一部に使用することはできません。ちなみに日本国のパスポートは簡略化された十六弁一重表菊紋となっています。

サカモトもお客様からデザインを送っていただいたさいに16菊紋が入っている場合は、お客様にその理由をお聞きして、場合によっては一部デザインを変更していただくか、製作をお断りさせていただいております。

そのため私たちは菊紋をみたときに花びらの数を数える癖があります。

十六弁八重表菊紋

十六八重表菊紋

十六菊紋

十六弁一重表菊紋

硬貨にも菊紋

明治硬貨にも十六菊

パスポートや議員バッジなど現代に残る家紋、次回は戦国武将の家紋にもふれていければと思います。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
よろしければ下記をクリックして応援してください (^_^)


製造業 ブログランキングへ

 

オリジナル社章・認定バッジの製作はこちら