節分にちなんで お話を作ってみました。遊びにきてね。
タイトル「節分とは???」 400字×約9枚
〇主なキャスト
・赤鬼教授 鬼が島ユニバーシティの教
授
・青鬼学生 鬼が島ユニバーシティの学
生
・人間界教授
・人間学生A
・人間学生B
・人間たちA
・人間たちB
〇あらすじ
鬼が島の大学でいまどきの人間界の研究が行われ、青鬼君が人間界の大学に留学する。
邪気の多い今時の人間界に鬼たちは今こそ暴れられると教授に報告。そして日本中に鬼があふれる。しかし、人間たちもここは豆で追い払おうと豆まきで鬼を追い払った。
再び人間界の大学に留学したら、若者たちが「少子化、ダロウ行政、マイナンバー、年金問題を真剣に語り合っていた。
これでは邪気の必要な鬼は邪気が減ってきて息が出来なくなり、鬼の姿は消えてなくなってしまった。
しかし、鬼が島の大学は、アバラ屋と化したが山奥の穴に不思議を残している。
完
〇鬼が島ユニバーシティ(大学)・視聴覚室
赤鬼教授「どうだ、最近の人間界をどう思うかね」
青鬼学生「昔、祖先の鬼やうちの父はよく人間界に降りて人間を驚かしてやったと言っていた。おまけに懲りない人間が増えて鬼も内にいろと優しく言っています」
赤鬼教授「そうだな、昔は脅してやれば、人間は素直になってものだ。しかし、この頃は我々もどうも存在がウスイように思う。鬼をナンだと思っているダ。怖いもの知らずな人間が多いようだな」
青鬼学生「だから、少子化や年金問題、たくさん邪気を抱えているそうですね」
スライドに高齢者がたくさん困った顔で映る。
赤鬼教授「確かに俺たちも生き物だから大事にされるのは嬉しいがナメテもらってはこまる甘い人間だな。これは、私たち鬼も又、人間界に住めそうじゃないか。新しい邪気がうずまいている。これはいいぞい。又、あばれて人間を脅かしてやろうじゃないか? 出番かもナ。なるほど、青鬼君、一度人間界へ留学してこないか? 節分の豆を体に当てるなよ、あれは体に悪いからね、」
青鬼学生「はい、豆に気をつけて行ってきます」
〇海
青鬼学生、こん棒で漕いでボートに乗っている
〇人間界ユニバーシティ(大学)・視聴覚室
教授「寒いな、この節分。立春の頃が一番寒い時期だ。ま、朝夕は少しずつ明るくはなってきているのだが、」
学生A「どうして、節分で豆をまくのですか?」
留学生の青鬼学生はトラ柄のパンツに肌色のセーター。胸の当たりに黒のモへヤ、胸の当たりの左右のポケットに茶入りのボタンが二つついている。
こん棒のミニチュアのボールペンの右手が震える
教授「それはだナ、ウキで検索したのだがナ。邪気を追い払うために、節分には古くから豆まきの行事が執り行われている。宇多天皇の時代に、鞍馬山の鬼が出て来て都を荒らすのを、祈祷をして、鬼の穴を封じて、三石三升の炒り豆(大豆)で鬼の目を打ちつぶし、災厄を逃れたという故事伝説が始まりらしい。
豆は、『穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている』という信仰、または語呂合わせで「魔法の目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する『魔滅』に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いらしい」
学生A「鞍馬山って? クラ~イ山って意味かな? 昔の人は怖かったでしょうね。そこに鬼が、いたのですね」
教授「鞍馬山で義経が修行をしたという話もある。鞍馬天狗でも有名だそうだ」
M青鬼学生「先祖のじいちゃんかもナ、昔は活躍したモンだということさ」
教授「ところでこのごろの少子化やヨカロウ行政、たとえばマイナンバーや年金問題、雇用について君たちはどう思う?」
M青鬼学生「キタキタ、好物の邪気だ。この淀んだ空気を吸ってまたこの世に出て人間たちを脅かして困らしてやるぞ」
学生A「なぜ、日本にこどもが生まれないだろうナ」
学生B「おそ松くんが漫画で描かれた頃は兄弟が5人から7人の家はよく聞いたぞ」
学生A「ぼくは二人兄弟だしね。ここまではなんとか人口があったはずだ。」
学生B「一九九〇年以降に日本に何が起きたンだ」
教授「まさか、バブルがはじけて鬼が暴れ始めたのか? お、そのころから、各家庭の豆はスーパーで売られて家にまかれず、そのまま食べ出したシナ。歳の数の豆も数えなくなったなぁ~」
M青鬼学生「おとうちゃん、ここで人間の不徳を叱って暴れていたンだろうな。暴れ方が足りなかったか? 俺たち鬼が見えなかったか? 懲りないのんきな人間たちだな」
教授「一億総白痴化、田中角栄ロッキード事件、リクルート事件、経済失墜バブルはじける。終身雇用を否定。窓際族排除、アメリカ式の実力主義繁栄、弱いものはリストラ、雇用破壊が起きパートタイム派遣社員、契約社員、家庭に収入が激減したか。百円均一進出。これでは、健全な家庭がもろくなるのも私は思うな」
学生A「無能な上司を我慢できなかったことが? 問題だったのでしょうか?」
教授「日本は、しびれ病が慢性化で続いておる、これは邪気が蔓延だ」
M青鬼学生「これは新型A邪気エンザだな」
青鬼はトラ柄のパンツからスマートフォンを取り出し鬼が島の教授にメールする。『鬼総動員で日本で暴れる計画が必要だと思う。新形A邪気エンザしびれ病はおいしいエネルギーを生んでいる。私の察するところ田中が中国と国交を開始したころからではないかと思う。中国の国交は良いが日本が健全から離れて始めた。今こそ俺たちの出番だ。総動員で暴れられる』
学生A「マイナンバーは施行がゴテゴテ、
郵便局は混乱、大人はどうしたンだというンだ。まずモデル事業が成功してから、施行だろうが。もっと国会議員の精鋭、行政トップの精鋭は知恵を出してくれな
いか? 混乱だ、でマイナンバーは必要
なのか?」
教授「モデル事業でみんなが受け入れたら
施行であるべきではないか?」
学生A「年金についての不審はぬぐいきれないですよ。多くの働けるシニアが働くところがない。家庭収入が激減。これでは、日本経済はどうなるだ。駅にルンペンをはびこられるつもりか? ます雇用の受け皿を作ってから年金支給をのばすべきだったとおれは思うよ」
教授「まったくだ。シニア専門所得補償株式会社立ち上げ事業が受け皿として先だ。
そのとおり」
学生A「昔は道路工事の日雇いもあったけど、今は何も働くところが少ないらしい」
教授「どうしても切られてつなげないシニアに雇用や年金はもっと柔軟に充分生活できる救済制度を設けないといかん」
M青鬼「邪気、あふるる」
〇日本中の主要ポート
鬼が島の鬼がなだれこむ。
〇日本中の主要都市
鬼が島の鬼が暴れる
鬼たち「こらぁ~、人間ども~」
人間たちA「えらいことになった。鬼の大群が襲ってきた、ここはウルトラマンを呼ぶのか? それともスーパーマンか」
人間たちB「いやここは、豆をまくンだ。豆を集めろ」
人間たちA「それ。鬼は外、福は内」
人間たちB「鬼は外、福はうち」
鬼たち「あれぇ、豆だ。イテテ。ウルトラマンもスーパーマンも紛れて豆をまいているぞ。逃げろ」
〇鬼が島ユニバーシティ(大学)視聴覚室
4Kテレビにニュースが映る。
赤鬼教授「これはおもしろい、いけいけ」
青鬼学生「赤鬼教授、これで人間も鬼の怖さを解ったでしょうね」
赤鬼教授「青鬼くん、またしばらくしたら、人間界に再度留学したまえ。様子を見にいってくれ」
〇海
青鬼学生、こん棒でこいでボートに乗っている。
〇人間界ユニバーシティ(大学)・視聴覚室
教授「ついに鬼の大群がやってきてしまった。これを見ろ。みんな」
鬼の暴れたシーンが暗幕に繰り返し映される。
学生A「あ~、どうしたらいいンだろう」
教授「青( あお)鬼 ( き )はどう、思う。鬼は困るのじゃが」
青鬼学生「人間が怠慢だから、反省すればいい。このままだと寒いゴーストタウン、スリ、犯罪。ルンペンの街が増えると思う」
M青鬼学生「これで、又、鬼が活躍できるものだな」
学生A「あ~、そうか、どうしたら?」
教授「みんなで考えるべきだな?」
M青鬼学生「エッ、みんなで考える? べき? ダナ?」
学生A「まず、少子化でありますが、これからの若い人たちに六人家族を目指すように。その方が年金も今の若い人たちが働けなくなった時にゆとりできるから、がんばろう。これで少子化、経済の繁栄、年金問題は解決と仮定。もっと地域のコミニュ―ケーションを活発。優しい地域を構築。しかし、まずこのモデル事業成功をマル秘都市で何度も行ってから、行政施行をする。マイナンバーがなくても信用できる人間育成、文化教育事業を質実剛健に勧める」
教授「そうだな」
教室のみんな「みんな、がんばろうぜ」
M青鬼学生「なんということ、新しい若者はたくましすぎて、これは、邪気が消えていく~、苦しい」
青鬼の姿が透明にうすくなって消えてなくなってしまった。
教授「そういえば青( あお)鬼 ( き )くんはどう思う?」
教室のみんな「先生、青きくんはいません」
学生A「トイレでも行ったのかな?」
〇鬼が島ユニバーシティ(大学)・視聴覚室
ガランとしたアバラ家が風に吹かれてコトンとトタン屋根が落ちる。
誰が落としたか解らないテレビのような鏡には島の自然が映っている。
ただ急な山肌には奥深い穴があいている
完