淡き花。三十七話 あっちにいるよ、のっぽの天使。 | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
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淡き花。三十七話 あっちにいるよ、のっぽの天使。

( シガサセワアシノタナア
シガサミエホホノタナア 
 
と華はつぶやいた。
 
{ん?華、なんのおまじない?}
とこころの中の花。はささやいた。
 
(街の中心街を ニッサンブルーバードの車で走ったその車の窓に
よく十字架とテレビ塔が見えた。
 
なぜだか十字架には、おびえながら、
目を見張りながら、あ、テレビ塔だ!って 
何を言いたいのかよく解らなくて 言葉を探すのだけれど、
その瞬間の言葉は見つからないほど、ビルのすき間から、
ニョキと高くそびえているテレビ塔、誇らしく立っていた、のっぽの君・・・。
そっとのぞいて 何故か華やかな気分で 自慢げに落ち着いた。)
 
{それがちいさな頃の?ひょっとして、
シガサセワアシノタナア
シガサミエホホノタナア”?の お、おまじない?  }    
 
(名もなき作者の作品がどこかで浮き上がったとしても
又、その作品を越える名もなき作者の作品がさらにおもしろく作りあげる、
名もなき作者に賞賛を・・・、)と華はつぶやいた。
 
(テレビ塔は、その作品も浮き上がった作品にも賞賛を与え、
誰かの時間をバラ色に・・・埋める。)と華は思った。
 
街のお城を乗り越えてそびえた放送センターには
悲しい知らせが報道されていたのでした。
放送が高いところから、見る人を見下ろすのは、見る人が悲しい気がしました。
 
華は 届く手紙なら、
「見る人の住んでるところに放送が来てください。
散歩でもいいですよ。
見る人のそばに映像をお願いします。
私たちは 家から、テレビ塔まで歩きましたよ。」
と手紙を送りました。 
お散歩番組が増えて
今も元気な放送が届いてくるのが華には、嬉しかったのでした。
 
  ”シガサセワアシノタナア
シガサミエホホノタナア”  テレビ君元気で・・・、)
と華は いつのまにかバラの老眼鏡をかけながら、つぶやいました。
華が歩くところなぜだか紅いバラがあふれて
いつのまにか華の古家に集まってくるのでした。
何気なく見ると華の実家から、もって来ていた
25年前からあるテレビの敷物も
バラなのでした。
 
小説は、・・・、


パソコン
 
ローズインファンシーショップの
未来チャンネルでは、
”このまえの大雪の雪が
まだ軒(のき)に残っている風景と
くもの多いそらにお日さまは紅くひかっているのを
写していた・・・。
外で体が熱をもって動いたあとの体の冷えや足元は
ストーブであたためても冷たいままの誰かを
映していた。”
 
「やぁ~、
かくれていてもテレビ塔のアタマはそびえてるもんだね。」
と店員はいった。
 
「そうそう、のっぽの天使!!!。」
ともうひとりの店員はいった。
 
そこへ慌てて入ってきたお客さんがいました。
 
「どうしよう!受験なのよ・・、
受かるか、心配なのよ・・・。
どうか受かりますように、
もうひとりは、転職、なんとか、もうすぐ失業保険が降りそうなの・・・、
と受験生と転職のおかあさんでした。
 
「お子さんがひとりは受験で 
ひとりは転職なんですか?」
と店員はいった。
 
「ええ、うまくいくといいわね。
寒いわね~・・・」
とそのおかあさんはいった。
 
「このお店の品物がお守りがわりに
おかあさんとお子さんたちが
うまくやっていけるといいですね。
バラの柄の幸せの黄色いハンカチ・・・
はいかがですか?
いい知らせがおかあさんのところに
届きますように・・・、」
と店員はいった。
 
「ええ、そうします。
親は 子供が育つのを待つのが仕事
子供たちが幸せをみつけて帰ってくるのを
このハンカチをかざって待つことにします。」
とおかあさんはいいました。
 
お店の女の子の絵が微笑んだように
見えました。
バラの黄色いハンカチには
透明なしずくがギフトに飾られておかあさんと
ともに店を出て行きました。
 
「ありがとうございました。
どうかあの家族も幸せになりますように・・・、」
と店長はふかぶかと頭をさげて見送っていました。
 
今チャンネルでは
”連立成立せず、
自衛隊の応援 期限打ちきりに・・・”
と報道がされていました。
 
ローズインファンシーショップの離れの中二階では
サクサクとしろいバラを作る美久の姿がありました。
奇跡の青いバラと幸せの黄色いバラがしろいバラを染めていました。
 
「美久~、がんばるね・・・、
たくさんのバラ、ただ今はそれを作り続ける・・・だね。」
と妖精はいいました。
 
テーマ曲
クレジット
 
 
【のっぽの天使、かわいいね。】
と華は秘密のケータイで華の信じるテレビマン、ミスターテレビ君にメールを送りました。
 
【つまづいてもいい ここにいる】と返事がきました。
 


 
書き終えて華は、
(寒いね~
もう北の国では、流氷がとどいたらしい・・・。)
と華はつぶやいた。
 
{たいかん ん、かいた?・・・、)
とこころの中の花。はいった。
 
(そうそう、たいかん 体感した、
寒い日だった・・・、いつも日記に大寒の乾燥?感想を
書くのだけれどできなかった。
感想といえば だれかが地球を完走したらしい。
 
でも最近の乾燥には、ちょっとくちびるカラカラ・・・、
でもきょうの夕方はやや小雨が降って少し湿ったようだった・・・。)
と華はつぶやいた・・・。
 
つづく・・・。