
「街の夢」
淡き花。三十三話 息づく街 いつもそばにいてほしい・・・。
ローズインファンシーショップの
未来チャンネルの映像は
”西からの光りが東にきらめいて
屋根の色を明るくしている光りが
部屋の窓から見えて小春日和の外が映って
晴れているのが映っていた。
部屋の中の電話の液晶画面は 1月13日を表示していた。”
「さむいですね~、店長。」
と店員が言った。
「さてときょうも1日頑張って
ファンシー小物を売りましょう。
皆さん、ヨロシクお願いします。
もうそろそろ
卒業式の記念品の受注もきます。
洋画の試写会の応募の案内をサービスで
お願いします。」
と店長は言いました。
「洋画?!、シンデレラかな?」
と店員はいった。
「新作のシンデレラか?!
どんなシンデレラかな?魔法にあやつられて???」
ともうひとりの店員はいいました。
「はい、ヨロシクお願いします。」
と店長はいいました。
「なんかきょうは冷えるね。
お客さんも少ないし、」
と店員はいいました。
「あ、 雪が 降ってきた。
どうかな、積るのだろうか?」
ともうひとりの店員はいいました。
「ん?何かにおうな、
にんにくのにおい?
と店員は聞きました。
「餃子だよ、
餃子も食の安全は大事さ、
だって、こんなおいしいものはない、
おれは そう思う。
いつもていねい安全に作ってほしいさ。
そうだ、手作りにも挑戦しようかな・・・。」
ともうひとりの店員はいいました。
「そうともさ、
餃子がオカシイなんてナンセンス・・・。
おいしいものは安全にだよね。」
と店員はいった。
そんな話をしているうちに雪はコンコンズンズン
積っていきました。
「今年の雪は すごい雪だね~。」
と店長はいいました。
「すごいといえば
テレビもパソコンと競争らしくて
どこかの荒野をただリヤカーをひいて
ひたすら歩き続ける映像をみたんだ、
ただリヤカーだけ引き続けるのを永遠に映し続けるだけで
あんなに迫力があるなんて
人間と映像の原点に帰する命の鼓動と迫力を
オレは感じたよ・・・。」
ともうひとりの店員がいいました。
「そんな番組あった、あった。」
店員は言いました。
「そうか~、」
と店長はためいきまじりに相づちを打っていました。
「美久さん
ひたすら 白いバラを作り続けているね。
ひとつひとつの歩みが
きれいな絵を描いていける。
きっとそうだよね。
飛行機や舟や電波が発達して
グローバル化が著しいと聞く。
とくにアジアとの距離が 近くなって
戸惑うことが多いだろうか?
少子高齢化・・・
一輪一輪つむいで
まわりの色がほのかに色づくのを待っているのかな~。
美久さん、
あったかい家庭って何?」
と店員は言った。
「オ、オレ、のぞいてきます。」
ともうひとりの店員はいいました。
「オイ、のぞいちゃダメだ・・・。
いいか。」
と店長はいいました。
美久のいる中2階の離れでは
サワ サワ サワと
しろいバラを作る音がかぎりなく
つづいて聞こえてきました。
”美久、
未来への手紙・・・
書いてみたら?
届くかもしれないよ”
と妖精が美久に語りかけた。
「え~、どれだけの人が幸せになれるかは
解らないけれど・・・、
ひとつ、
大きな大きな地震が起りませんように、
大きな災害は 美久は悲しいと思います。
誰も悪くない。
大きな災害で誰かを失うこと
こころを失うこと
それ自体が 悲しいのです。」
美久はいった。
”じゃ~、でも未久、自然は、これからも大きな地震は
起きる・・・、避ける事は残念ながら、できないんだ・・・、
でも祈りの未来への手紙を書いて・・・。
何かショウガイを乗り越えるないかをかなえてくれるかも
しれない・・・、こんなにたくさんのしろいバラを作っているのだから、
神さまはきっとそばにいる、
ね、美久のそばにいつもいてほしいね。”
と妖精はいった。
美久は
♪うさぎ~おいし~かのやま~
と歌いながらまた白いバラを作リ始めた。
(何気ない日常の
みんなのこころにとどきますように・・・
このバラを一輪 一輪・・・、)
テーマ曲
クレジット
♪何億光年・・・のCM
【いつか逢いたいね、】
とポンコツテレビは点滅しながら、
華の秘密のケータイにメールが届いていました。
【きっと暖かくなるころには
このドラマは話題になりますように・・・・】と
華は秘密のケータイ電話で
メールを送りました。
もうたくさん積った雪もやみかけていました。
(いきづく街になりますように・・・・。それが街の夢。)
と華はつぶやきました。
また 続きます。
華
{華、もう寝ようね・・・。}
とこころの中の花。
フェイド アウト・・・。
(みなさんお休みなさい。) 華