淡き花。 三十二話 氷点下のまぼろし | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
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                            氷点下のまぼろし


淡き花。 三十二話 氷点下のまぼろし

華の考える
視聴者参加相互番組とは?
 


パソコン
 
ローズインファンシーショップの
未来チャンネルは
凍るような夜ぞらの中で
三日月の涙をそらに落としているのを
映していた。
 
華は 秘密のケータイで
メールをいつもの通り、送っていた。
するとドラマ放映中に
店長役の役者さんが
おもむろにパソコンを開けていた。
 
ポンコツテレビのスイッチが点滅するので
華は 「こんにちは、華です。
がんばって・・・、」
とメールを送りました。
 
放映は 生放送のように進んでいて
店長役の役者さんは パソコンを見て
微笑むように演技をしました。
 
華は 自分が何をしているのか
解らなかったので
温かいお茶の絵を書いてまたメールしたのでした。
 
ローズインファンシーショップには
そろそろバレンタインディのプレゼントを買う
役者の人が 買い物客として
訪れる演技をしていました。
 
「これ、かわいいですね。
チョコはバラのかおりですか?」
と言いました。
 
「バレンタインの送りものですか?
ラッピングしましょうか?
 
このラッピングは、エコでスカーフにもなりますよ。」
と店長は言いました。
 
にぎやかなローズインファンシーショップは
お客さんでいっぱいでした。
 
「これを贈ってもらえますか?」
「はい、 いいですよ。」
と店長は言いました。
 
華は
テレビが点滅したので思わず、
<ありがとうございます。>
とセリフをメールしました。
 
そうすると店長さんは
パソコンをチラッとみながら、
 
「ありがとうございます。」
なんと!
華の送るセリフを彼は言ったのでした。
 
また、ポンコツテレビが 点滅したので
【やったね、】と華がメールすると
 
【ここにいるよ】と華の信じるミスターテレビ君から
返事が来ました。
 
きっとしかめっ面のたくさんのモニターを見る彼が
このポンコツテレビのむこうに
かっこよく???立ってるように華は想像しました。
 
そこに 往年の二枚目俳優が
奥さんのためにローズの香りのプレゼントを買うという
設定らしく 演技を始めていた。
 
(ん~これで視聴率UPだね~、
ミスターテレビ君、)
と華はつぶやきました。
 
今 売れっ子の芸人も偶然そこであったような
設定で 演技を始めていました。
 
(ん~、そうか、そうか?
え?ひょっとして?生放送?)
と華はどぎまぎしていました。
 
美久はまだまだ
中二階の離れにいました。
 
 
もうひとりの店員が
「まだまだ
固く扉を閉じているのかな?
どうして???
美ぃ~ 久ぅ ぅ~さぁ~ん !・・・。いつ出てくるうんだぁ~、
待ってるぅよ~」
と中ニ階の窓の下で叫んでいました。
 
今は 寒い冷たいきせつ
温かくなり、風が舞い さくらのころには
美久は 笑顔を取り戻すのでしょうか?
 
【ひょっとしてこれは 、
鶴の恩返しのあらすじ?かな???】
と華は 思ってメールしたら
ポンコツテレビの電源がたくさん点滅しました。
 
(そうか、やまとなでしこの こころ
たくさんバラの花に託して いろいろな色に
染まるまでバラをつくりつづけるのね。
 
子孫繁栄を願う美久さん・・・、
未来はたくさんの人の笑顔を見たいのね。)
と華は思った。
 
寒い寒いこの頃のまぼろしを見たような華でした。
 
テレビの未来チャンネルでも
北の国から雪の便り・・・、が
とどいていて
氷点下を知らせる天気予報が映っていました。
 


 
こころの中の花。は
{華の想像は ポンコツテレビがこわれているだけで
 
ミスターテレビ君を作り~、
まぼろしのドラマも作っていく?のね?
華、しっかりして・・・、
茶碗、洗ってないよ~~~、}
 
 
つづく・・・・、