
淡き花。三十話 『秘密のケータイ電話』
「ローズインファンシーショップ」のテレビの未来チャンネルには
体を切るような冷たさの中で白い三日月が上がってる
2011年の1月9日のトワイライトが映っていた。
何故か華と幸のイメージが映っていた。
「ローズインファンシーショップ」の前の
月食のイルミネーションはもう片づけられていた。
美久は 離れの中2階で
ひたすら白いバラを部屋を埋め尽くすほどに
たくさんたくさん作り続けていた。
まだ白いバラの絵はまだ
下書きのまま
窓の下に立てかけられたままになっていた。
寒い冬の日、
暖炉の中のストーブは
赤々と燃えていました。
あまり不安定なそらは
みぞれを降らせていました。
「ローズインファンシーショップ」の中で
テレビのニュースキャスターが
「きょうはみぞれ、みぞれ」が降りました。
と何度も繰り返して映っていました。
美久は中2階の窓からのみぞれを
見て
「あっ、みぞれ、
今年の冬は何かが不思議、・・・」
と言った。
ゆきが 雨にまざって
細い線 で 斜めから きれいに降りてきた
ややたくさん
まるで 昼間の流れ星
天使たちをつれてきたみたい
it's a beatiful line.
細い線 で 斜めから きれいに降りてきた
ややたくさん
まるで 昼間の流れ星
天使たちをつれてきたみたい
it's a beatiful line.
美久は こんな詩をつぶやいた。
(あの嵐から、
少し落ち着いた
でもなぜそらはこんなに暗い。
たとえ ダークなくもから、ライン宝石のようなしずくを
落としてくれたとしても
このだるさを 誰が明るくしてくれるのだろう。
美久は 温かい会話の安定した日々思い出すの。
みんなの目がきらきらして
仲たがいもなく
何かに一生懸命向かっていた日々を
仲たがいがなく
みんなで支えあっていた
あの日を・・・。
美久は悲しい。
この部屋が いつかいろいろなのバラで
いっぱいになりますように・・・。
まだ 真っ白なバラいっぱいを作り続けます。
未来は 1枚づつ1枚づつ折り続けて
花が咲きますように・・・。
それまで 美久はこの部屋にいます。
昔の若人の夢は
流れて消えて
歴史は 時と共に過去の彼方へ・・・。
それまでは この扉を開けないで)
と美久はつぶやいた。
「美久さん、
この扉を開けて・・・」
と店長は言いました。
「だめなの・・・。
このバラがいろいろないろでいっぱいになるまでは
この扉を開けれないの。
ごめんなさい。
店長さん。
いつも
優しくしていただいてありがとう。」
と美久は言った。
街の賑わいは
「ローズインファンシーショップ」の
はずれのネオンが光って
仕事帰りの人たちの背を鈍く光らせていました。
クレジット
テーマ曲
未来のCM
(ホッ、)
【お部屋がいろいろな色のバラに染まりますように・・・。
先輩。がんばって・・・、とお茶の絵を送りました。】
と華は秘密のケータイにメールを送った。
秘密のケータイは
【真実は美しい】
とテレビの電源を点滅させながら答えていた・・・。
{華、テ テ テレビがこわれてるだけよ・・・、
想像力豊かな華、
あいかわらずね。
しっかりして!!!!!!)
とこころの花。は言った。
小説を書き終わった華でした。
こんな感じ、
今夜も冷えます。
つづく・・・。