
奇跡の淡きイルミネーション
淡き花。二十一話 奇跡の淡きイルネーションと部屋の中に落ちた稲光り
華は 幸の介護に少しぐったり、だけれど
パソコンに 『ローズインファンシーショップ』の続きを書き込み始めた。
もう 流れるようにクリスマスも終わった華の時間。
暗い心の闇に
唯一のクリスマスのイルミネーションは
クリスマスのあとの・・・
華に送られた 南西に浮んだ『天のはしご』のハッピイだった。
(つらくても 生きていて良かった。
自然が私に光りをくれる・・・。)
と華はつぶやいた。
恒例の町内会の
『火の用心』は、今年も響いてきて
2010年も終わりの声が聞こえてきた。
にぎやかな年末テレホンゲスト特集番組をやっていた。
華が 小説を書き込もうとしたら、
憎めないポンコツテレビから ボツという相づちのような音で
あいかわらず、
「華・・・。」と応援のメッセージのような音が聞こえてきた。
こころの中の花。は
{ポンコツテレビの不安定な音が好きな華なんて
信じられない。
日割りでもいいから、アルバイトだよ・・・。}
と華へ叫んでいた。
{ただ ね、幸がいるから・・・、ね。}
と情けなそうにつぶやいた。
美久は
やや乾いた手のひらをそっとその絵に触れたのでした。
すると、
美久のてのひらは とうめいに透けて
絵のなかに入っていきました。
腕も 肩も 体も頭も足もすべてその絵の中に吸い込まれていきました。
絵の向こう側に着くと奥の部屋があった。
不思議なことに 美久の体は温かくつつまれ
服もくつのずぶぬれも乾いて柔らかなソファにすわっていました。
そして グラスの中にはたくさんのしずくが浮いているとうめいなソーダ水に
七色のストローが浮んでいました。
「ようこそ、美久・・・、
今は、ここは、いろいろな事情で混沌としているが
美久を迎えることができて本当にうれしい・・・。
混沌の中で、美久は激しく傷つき揺れて
その姿も大雨に打ち消されるぐらい・・・、
でも ここに 美久はいる。
この命を大切にみんなで生きていこう・・・。」
とローズインファンシーショップの若い店長は言った。
「・・・。」
と美久はただ 呆然とその人を見つめていた。
美久の肩に座ってる妖精は
「美久・・・。
ここの店長さんだよ。」
と小声でささやいた。
「店長さん?」
と美久はついてきた妖精を見て言った。
「ようこそ、美久、
月食のイルミネーションはいかがなものでしたか?
悲しい大雨の2007年に 未来の2010年の月食を君のために
用意をさせていただきましたよ。」
と店長は言った。
「未来の月食?ですか?
薄い三日月から四日月、
半月 膨らんでいく月が さくらの枯れ木に灯って道案内で
私はここに来ました。私のため?」
と美久は言った。
「そうとも
泣いてる美久のために
特別、未来から 取り寄せたんだよ。
いい小物だろうよ。
美久、 元気におなりなさい。」
と店長は言った。
「ん・・・、店長さん、
ありがとう・・・ござ・・・います。」
と美久は 言った。
「そうと決まれば、
みんなで遅いクリスマスパーティを始めようじゃないか、」
と店長は言った。
「店長、
窓越しには雨のしずくのイルミが かかりました。
これは 2009年の未来からのタイムワープで取り寄せました。」
と店員さんが言いました。
「まぁ~、ほんと、奇跡のしずく・・・。」
と美久は言った。
「笑ったね、
美久・・・、物干しの雨のしずくにお日さまが
あたると 七色に光ったようだね・・・。」
と肩の妖精は言った。
「おれは
クリスマスはキリスト教、日本人は仏教だから
ケーキなんて、食べないぞ~、
でもきょうは 美久が来たお祝いだ・・・。
乾杯~~~!」
ともうひとりの店員さんが言ったとたん
窓のそとにくもが暗雲立ちこめて
激しい天気に急に変わったのでした。
そのとたん、
部屋の電灯の明かりのそばに
部屋の中で稲光りが カクカクにキラキラにひかって
その奥の部屋は ブルブル~と揺れたのでした。
「か・か・乾杯???」
と美久は言いました。
「あっ、ゴメン。
クラッカー代わりか?
おい!ちぃっと あぶなくないか?
おい、店員・・・。」
と店長は言いました。
「店長、
これは、偶然。
部屋の中まで稲光りが光るなんて・・・。
めったにないですね。
これからの生活を大事にして
未来に生かせという忠告では、ないでしょうか?
天は人の上に人を作らず人の下に人を作らず
清く正しく美しく・・・
思いやり・・・、
からい忠告を 今、部屋の中で 落としたような稲光りだったですよ。
でも・・・、びっくりしたな~もう~、怖かった。このへやのそばに高い建物がある?
それとも 叉、 落ちたらどうするんだい?てんちょう~・・・」
と店員は言った。
「おい 静かに乾杯を言え・・・。
解ったな。」
と店長が言いました。
「はい、店長。
しずかに しずかに 今宵はパーティー、
か ん ぱ い スモール!」
と店員は言いました。
「ここに 美久が来たこと
実に嬉しい。
プレゼントを贈ろう。美久。
中を開けてみてごらん。」
と店長は言った。
「ありがとうございます。」といって美久は
中をあけてみました。
今まで ドロドロのくつをはいていた美久に
透明なきれいなガラスのようなくつを送られました。
まるで シンデレラのような・・・。
サイズは 美久にぴったりなのでした。
「2008年の冬のあさ・・・、
また不思議なことが始まる・・・。」
とCMが入って、
かの作家の作るテレビドラマは
このようにまた、ドラマが 続いていっていました。
華が書く ほかのサイトの小説とは大分内容が違っていました。
でも華は一生懸命、そのドラマを見ていました。
(なんで、部屋の中に稲光りが 光るのよ~)
と秘密のケータイでメールを送ると
【夢はでっかく 】
と返って来た・
華が勝手に作った?ミスターテレビ君の言葉でした。
CMが終わりシーン割りが変わって
そのパーティーをしている奥の部屋にもなぜかモニターがあり、映っていました。
「ここの絵を書く人がいない・・・」と嘆いていた未来の誰かの言葉を
アナウンサーが 2007年のこのショップのモニターに流れてきていました。
美久はこのお店の暖かい気持ちにつつまれて
笑顔がたくさん出て来たのでした。
エンディング曲が流れていました。
さて、今回の視聴率はいかにと視聴率をネットで確かめた華でした。
そのドラマが終わるころ、
そらには大きなオリオン座がドカッと居座り
そらに自家用ヘリコプターのような光りが
ドラマを終わって華に会いにくるように光って
その音が華の古家を揺らしたのでした。
(すごい人かな?ヘリで華のところまでくるなんて・・・)
と華はつぶやいてそんなセレブにあこがれました。
{華、想像力ありすぎ???ほんとだったらすごいね。}
とこころの中の花。は相変わらずあきれていました。
パソコンの書き込みを終えた華がいました。
(スーパーカリ エクスピアリ?)
メリーポピンズの本を取り寄せるため本屋に頼んだ華は
その本は日焼けした本しか出版にないと聞いたけれど
取り寄せることにしたのでした。
華は 近く2011年のおまじないを発明しようと思いました。
どんなおまじない?がいいでしょう?
その小さいときは2階から かさをもって飛び降りても
親は何も言いませんで・・・、
忍者ごっこなんて~いろいろしても骨折にはいたりませんでした。
そんなころに戻れるおまじない?
たくましく ものづくりが始まるときのために
考えてみましょう・・・。
みなさんもいかがですか?
何か考えてくださいね。
みなさん、明日のこと未来のこと解りませんが
心の奥の 美久を 応援してくださいね。
ドラマは 続きます・・・。
20101230あさ校正しました。