淡き花。十七話   『ローズインファンシーショップ』 | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
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                       『 ローズインファンシーショップ 』


淡き花。十七話  『ローズインファンシーショップ』         

あわただしい師走の中で
紺青の冷たいそらに
まだこれから満つる月が 光りで地上を光光(こうこう)と照らしていた。
 
テレビの情報では
この一年を振り返る番組もやっていた。
 
そう 始まりはブルームーンだった。
そして 大地震
雪さくらの知らせ
 
沖縄のアメリカ基地問題
鳩山政権が菅政権に代わり
猛暑・・・、など
 
浮世はひきこもごもで・・・、
 
どうも 2010年の月見の締めくくりは
月食のようだった。
華は ただブログの書き込みを流されるように
書き続ける一年だった。
 
こころの中の花。は{パートの仕事には今年も
行けなかったね。華、行ったほうが幸せつかめるのか、
行かない方がいいのか、それは問題なのよね。
家計はしょってる華だもの・・・。
少しは 今よりいい空間で甘い暮らしがしたいね・・・。}
とつぶやいていた。
 
華は今できることは 小説を書くと決めた話を
続けることであった。
 
それで、
華は 視聴者同時進行相互参加番組が本当にあったら、
こんなかんじかなとパソコンの画面に小説として打ち込みを始めた。
 

 
華は 図書館にある彼の小説を借りて手にしていた。
華はその小説を読むときっと華と同じ言葉が出てくるのでは、と思い
2年間、その小説はあまりにもベタなので見るのをやめていたのだった。
 
 
華は その小説のあとに偶然、本を出版していた。
なぜか本屋さんの書棚には 彼の本と棚を違えて一緒に並んでいたことを
華は 思い出していた。
 
 
これは、まるで 運命の時のしずく。のようだった。
 
 
でも 彼は、ほとんど華にとっては、この前までは知識がなく、
知らない人で 
今 知る情報では、まあ あるところでは名の知れた人らしかった。
でもその人の小説は図書館にあったのだった。
 
 
その本のタイトルは・・・、
『ローズインファンシーショップ』だった。
 
 
華はそのテレビの始まったときのことを思い出していた。
 

FTWテレビのドラマの『ローズインファンシーショップ』が始まっていた。
 
華の古家のポンコツテレビのスイッチは、やたらと点滅していた。
 
 
華は 魔法のケイタイに
 
「ムリ・・・、先輩、よろしく・・・」と
メールした。
 
でも、華はこの秘密のケータイが 本当に彼につながってるとは
夢にも思っていなかった。
 
ただの偶然に戯れでも、何か 未来につながるかもしれないと
思っていた。
 
だから、偶然がいつまで続くのか見守っていたかった。
それは不思議なバラのカバーにつつまれて眠る温かさを
感じていたからだった。
 
 
秘密の華の視聴者同時進行相互参加番組のように
始まっていた。
 
 
つまり 華のケータイから、文字を打つと
そのドラマの進行に取り入れられる試みのようだった。
 
ドラマの始まりは・・・、
華のある電波の書き込みと同じように
どしゃぶりの大雨のシーンから、始まっていた。
 
 
おおつぶの雨。
 
 
 

 
 華は これから、何を書くのか
もう一度資料をあたってから、書くことにして、
眠ることにした。
 
師走は、華にとっても結構せわしくて
特に おつかいに行った先の郵便局が多めの人で
にぎわっていました。
近くでも車で行く21世紀人は、
駐車場が 満員になっていました。
 
 
つづく・・・、
 
 
 
 
 
                          
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