<ようこそ
未来劇場へ・・・・・。>
(二十六夜 消え入りそうな逆三日月)
おれんじの三日月 始まりの33
玄人の屋根裏部屋の小窓から
光りが 差して
ひだまりが
いろいろな形に 七変化して
屋根裏部屋を 万華鏡のように
光りを 移り変えていた。
まりもこまりも もう高校と中学の
卒業式を 終えていて
すっかり まりの家は
お休みモードに なっていました。
こまりは まだあさが 寒いのが
ふとんの中
お日さまが 天高くのぼっても
ふとんの中
眠くなくなるまで
ふとんで体の疲れ取れるまで
ねむることが できる絶好のチャンスでした。
「おかあさん、
こまり・・・、まだ 寝てるよ・・・、
もう お昼なのに・・・、
こまりに限らず
人は 逢う人のかかわりあいがないと
眠りこけるのかな・・・、
誰かに会いたい
恋しいとおもうと 目がさめる・・・、
じゃ、 なければずっと眠っているって?
そのまま 永遠?
まさか?」
とまりは 言いました。
「そうだね、
こまりも そんなかかわりあいが
見つけれると最高の幸せ
でも 見つかるのだろうか・・・。
ここに 生きていてくれるだけでも
いいさ・・・。
今は 眠らせて・・・・、
そのうち 自然に
起きてくるよ。
なにしろ こまり、
くいしんぼだからね・・・・、」
とばらおばさんは 言いました。
「まり まり、
上に上がっておいでよ」
と玄人は 言いました。
「あ、玄人が 呼んでる、
玄人 なあに?」
とまりは 言いました。
「いいから、上がっておいでよ。」
と玄人は 言いました。
「ん、今 行く・・・・、」
とまりは 言いました。
「まり、まり、
この鏡の中に 行こうよ、
話が あるんだ・・・、」
と玄人は 言いました。
「え!
この鏡の中に
またぁ~ 入るの?」
とまりは 言いました。
「・・・、 おいで・・・、」
と玄人は 言いました。
「ま いいか。」
とまりは 言いました。
「じゃあ~ 手をつないで・・・、
しっかり つかまるんだ・・・。」
と玄人は まりの手を
しっかり握って鏡の中に
二人は 入っていきました。
鏡の中は
一度 パソコンの画面の前に出て
ブログの中の二十六夜の写真の前に
出ました。
それから
二人は
そのブログの二十六夜の過去の画面に
入っていったのでした。
「まり、今夜は 二十六夜の消え入りそうな逆三日月、
まりが 眠っている間に
そっと 晴れたら 見えるはずで
飛べるはずなのだが・・・、
この弥生月 晴れるか 曇るか
ちょっとな 気性が 激しいんで
ここの ぶろぐの写真から 二十六夜に
飛んできたよ。
反対の三日月の すわりごごちは どう?」
と玄人は 言った。
「ん 確かに 反対向きの三日月だね。
ずっと 座ってると無くなるの・・・、
この三日月・・・・。」
とまりは 小さな声で 言いました。
「ん、そうなんだ・・・、
まり、ぼくは もうすぐ 月に帰るよ・・・。
アルバイトや 仕事は見つけることは
出来なかったけど・・・、
まりのうちを手伝っていく・・。
残念ながら ぼくには
今 それだけしか出来ない。
何故 仕事に困ってしまう人がいるというけど
解らずじまいさ。
でも きっと 解る人が 考えてくれるさ、
本当に仕事を 必要とする貧しい人が いたら
ほんの少し 裕福な人は 代わってあげるようなこと
必要じゃないかな、
仕事の数も無限ということでもないだろうし、
ほんとに 人の心が解って
折り合うことも大切なのじゃないだろうか?
それだけの人に 全部に仕事が 行き渡っていればいいけれど
ある程度 仕事の数が 足りないなら どうなんだろう?
その人数の仕事が
充分 安定してあるのが 一番なんだろうけど・・・」
玄人は 言った。
「玄人、まりには 難しいこと
わかんないよ、玄人・・・、」
とまりは 言った。
「そうか、
まりには 難しいよな。
おれにも 見えることじゃないから、
どうしたもんかな?
でも、心配なんだ・・・、」
と玄人は 言いました。
「まり、地球が 見えるか?」
と玄人は 言った。
「ん、見えるよ、
蒼くて きれいだね~。」
とまりは 言いました。
「まり、この魔法の杖で
何をお願いしたい?」
と玄人は 言いました。
「魔法の杖?」
とまりは 言いました。
「そうさ、この魔法の杖・・・、
一振りして まりの願いをかなえよう・・・、」
と玄人は 言いました。
「んん、そうだね、
玄人と別れても
きっとまた どこかで 出逢って
そこでも 一緒に暮らせますように・・・。
お母さんとこまりが 幸せになりますように、
出会った出来事に けん命に取り組んで
夢が かなっても かなわなくても
そこに私がいて 生きている
生きていけるしあわせを
見つけられますように・・・。
悔しくて 悲しくて
ぼろぼろになっても
時が 過ぎたとき
微笑みをとりもどせますように・・・。
祈ります・・・・。」
とまりは 言った。
「いいよ、まり、魔法の杖を
振ってごらん・・・・、」
と玄人は 言いました。
まりが 魔法の杖を
降ると どうでしょう~。
魔法の杖から
ほしくずが たくさん 降り下りて
地上に おおきな流れ星となって
散らばっていきました。
「まり、まりの願いが ほしくずの種となって
地上にきらめいていくよ・・・。
きれいだね。
きっと願いは かなうよ。」
と玄人は 言いました。
「うん、そうだね。玄人・・・。」
とまりは 言いました。
「この消え入りそうな三日月から
太平洋の海原に
ラブ ピースの文字を 描こう・・・。
まり・・・、
魔法の杖を 貸してごらんよ・・・、」
と玄人は 言いました。
「ん、玄人・・・。」
とまりは 魔法の杖を玄人に渡しました。
玄人が 杖をひとふりすると
太平洋の海原が 大きく 写しだされ
そこに 一振りした 魔法の杖からのきれいな光りで
大きく 『ラブ ピース』の文字が
浮び 上がったのでした。
「玄人・・・。
みんなが 躓きながら 悔いのない人生を
おくれますように・・・。」
とまりは 言った。
「あ~、そうだな、
ただでさえ 苦しいつらいことの渦の中、
そのなかで ゆずりあったり 支えあったり
距離を持ったりして 地球を愛せるといいな・・・。
人を 愛せるといいな・・・。
かわいいベビーも生まれて来るといいなー」
と玄人は 言った。
「まり、ぼくがいなくなっても
きっと どこかの時に 迎えに行くよ
心配するなよ・・・。」
と玄人は 言った。
「うん、玄人・・・。」
とまりと玄人は 消え入りそうな 三日月の上で
仲良く すわって ずっと 宇宙を見ていたのでした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~
はい フレンズです。
人類と自然と平和と進歩と調和・・・、
あなた自身にもほんの少しのしあわせが
降りてきますように、
フレンズからも 魔法の杖で
ほしくずの種を 未来劇場に 降りおろします。
ほら、この劇場にも 満天のほしくずが
きらめきました。
では
『きょうは あなたが 主役です。!』