おれんじの三日月 始まりの16  未来劇場 | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
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おれんじの三日月 始まりの16


(逢わぬ月 くもにかすむオリオン座 会議 )



「おい、玄人
歯医者と もちつき
どうだった?」
と黒ねずみの蒼人が 言った。

「ん、歯医者は 俺たちの星より
時間は かかるが 丁寧のようだ、

もちつきは 楽しかったぞ~、

こう ペッタン ペッタンペッタンコとな・・・、」
と玄人は 言いました。


「よかったな~、玄人、
おいらも もちつき
行きたかった・・・、

月の催しで、
一回 やったことが ある・・・、
にぎやかに ペッタン ペッタンと・・・」
とうさぎの紅は 言いました。

「玄人たちよ、
元気に しておるか?

私だ・・・。」
と屋根裏部屋の 鏡に ムーンキングが
映っていました。

「あ~、
ムーンキング お久しぶりです。」
と玄人が 言った。

「久しぶりだな、
元気にしておるか?
おれんじの三日月に 乗せて
この星に 玄人を 送って 以来じゃ、

確か 満月に 帰ってくる予定では?
なかったかのぅ?」
とムーンキングは 鏡の中から
言った。


「そうだったのですが、
せっかく この星に来たばかり、
まだまだ 解らないことだらけ、

もう少し ここを見ていこうと
思いまして、時間が 足りませんでした。」
と玄人は 言いました。


「満月では 帰りぬくいと
朝方 すこし 月を 欠けせたのだが、
乗りやすくしたのだが
帰っては 来なかったのぅ~、」
とムーンキングは 言った。



「はい、ムーンキング、
せっかくだから 

まだ まだ ここに、

いつか 三日月の夜に
そちらに戻ります。

それに
三日月の方が 乗りやすいし、」
と玄人は 言いました。




「ま、いいじゃろう、
若いお前には 夢がある、
じっくり、どうするか、
考えるのじゃ、」
とムーンキングは 言いました。



「それと、
だれじゃ、
規則違反してるのは、

湯たんぽ一個は わしが過去に
返してくるぞ・・・、」
とムーンキングは 言いました。



「はい、ムーンキング、
つい、暖かくて すみません・・・。」
と蒼人は 言いました。



「いいか?
約束は 守ることじゃ、
解ったな?」
とムーンキングは 言いました。



「そら、見ろ、
蒼人・・・、」
と玄人は 言いました。



屋根裏部屋の鏡から
ムーンキングの腕が 伸びて
湯たんぽひとつ回収していきました。


「じゃ、ここで、
この時間は 自動的に 元に戻って
消えていく・・・、



しかし 君たちの心には
この声は 残る、」
とムーンキングは、
言って 消えていきました。


なぜか 消えていったあとの鏡には、
3人のりりしい青年が 映っていました。

玄人 蒼人 紅、
この星に いる時間、どう、過ごすか、

21世紀のやまとクルーシップ
未来の青写真をどうするのか、

ムーンキングが去ったあと、
話合っていたのでした。



昨日の過去のこの時間は、
あさ暗く お日さまをくもの中へ
押し込めて 白い世界

だんだん日差しが屋根裏部屋全体に
広がって
夜は オリオンの星をくもが かすめて
月は見えないところにいて
お忍びの
ムーンキングの登場をしのぶように
かくしていました。

この時間が 消えて 何も残っては
いませんでした。


ただ 玄人たちの記憶には
はっきり ムーンキングの存在や言葉は
残っていたのでした。




今夜は さむくあおいそらに
しろいくもを うすくはって
星も見えぬ 暗く夜なのでした。

まだまだ 3人の話は 続いていて・・・、


「玄人~、
きょうね~、鏡開きして おかあさんと
ぜんざいつくったのよ~、
食べない~・・・」
とまりは 屋根裏部屋のはしごを
駆けあがってきました。


「おい、蒼人、 紅、
その格好じゃ、まずい、
また まりがびっくりする、


ねずみとうさぎに
戻るんだ~、」
と玄人は 言いました。


「かっこよすぎる俺を 見たら、
まりは また びっくりするだろうな、
OK~!」と蒼人は 言いました。


「まり、まりに まだ この姿を
見せるのは、早過ぎるな・・・、
もったいないし、 OK~」
と紅は 言いました。


「いいよ~、ネズミさんの蒼人の分も
うさぎの紅の分も~ ちゃんとあるよ~」
とまりは 言いました。


「ほら、ぜんざい あったまるでしょう~。」
とまりは 言いました。


「ん~、これは
ぜんざいというのか?」
と玄人は 言いました。


「そうだよ~
おいしいでしょう?」
とまりは言いました。

「ん、じつにおいしい、
暖まる、」
とひとりと2匹は 言いました。



屋根裏部屋の アナログテレビは
この星の成人式の様子を
写していました。

きれいな着物を着て
スーツに身を包み、
成人の抱負を 語っていました。



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はい、フレンズです。

ゆらゆら 揺れる空間のトリムの中で、

立体の
かすむオリオン座
逢えぬ月から しのびで 来たムーンキング
長老様は いかがでしたでしょうか?

どの役を お選びですか?

まだまだ このお話しは 続きます。


では

『 きょうは あなたが 主役です。!』