おれんじの三日月 始まりの9 未来劇場 | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム

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<ようこそ

未来劇場へ・・・・・。>



おれんじの三日月 始まりの9


(満ち行く月と 雪見月 大晦日2009)


屋根裏部屋の小窓からは
満ち行く月が
現れていました。

玄人は ひざを抱えて
ずっと そらを見上げていました。


「玄人、寒くな~い?」
とまりが
屋根裏部屋に駆け上がって
きました。

「今のところ、大丈夫さ、」
と玄人は 言いました。

「これ、見て 見て、
縦型のゆたんぽ
おかあさんが 持っていけって・・・、」
てまりが言った。

「サンキュウ、まり
なんか あったかそうなものだね」
と玄人は 言いました。

「あ、それから、
この小さなコタツ ね、
使っていいってよ。
ほら、おれんじの三日月のカバー、
かわいいでしょう?」
とまりが 言いました。

「ん ん・・・、これ・・・、
確かに おれんじの三日月柄だ・・・、」
と玄人は 言いました。

「入って 入って・・・、」
とまりは言いました。

ふたりで
ちいさなおれんじの三日月柄のこたつで
暖まったのでした。


「なぎね、おじいちゃんの入院の支度で
ラジオやテレホンカードを買ってるらしい。
プラスチックのコップも・・・、

自分のくつしたも百円であったって
ほら、メール 見て、
メールが 来たのよ。

おじいちゃん元気になるといいね。」
とまりは言った。

「そうだね、
今どきだったら 百歳までは
生きていけるのかい?
この星は?」
と玄人は 言いました。

「ん、百歳になる人は
たくさんいるみたいよ・・・・、

でもこの星・・・、って ???」
って まりは 言いました。

「あ~、何にも、
この辺かぁ~」
と玄人は言いました。

玄人が やや未来の鏡を
みつめていたら、

ただの鏡に
なんと 雪が 日だまりに
光って 舞い始めていました。

「く く く 玄人、
この 鏡に
ゆき ゆきが 写ってるよ・・・!!!」
とまりが 言いました。

「そうだね。
天気予報が 当たってるようだね。」
と玄人は 言いました。

「な 、な、 何で・・・、」
とまりは 言いました。

「気にしない、気にしない・・・、」
と玄人は 言いました。

「それより、
まり、ちょっと
冒険しないか?」
と玄人は 言いました。

「冒険って何?」と
まりは 言いました。

このやや未来の中に
入ってみないか?

つまり タイムトラベルを
するんだ・・・、

やや 未来だから、
何もまりのまわりの環境は
変わらないのだけど
5日ほど 先に年をとる。

行ってみないか?」
と玄人は 言いました。

「タイムマシンに 乗れるっていうの?
どうしような~、
行ってみようかな?」
とまりは 言った。

「そうと 決まったら
思い立ったが吉日、
おいらと 時間旅行しようぜ・・・、」
と玄人は 言いました。

「玄人 いいのか?
悪い奴だな、まりを誘って・・・。」
と黒いネズミの蒼人が 言いました。

「玄人 いいのかい?
なんて やつだ・・・。」
とウサギの紅(こう)が言いました。

「おまえら、いつ ここにでてきたんだ?」
と玄人が 言いました。

「いや 、なに、
つい、この湯たんぽの暖かさに
惹かれて・・・、な。」
と蒼人が いいました。

「いや なに、
この縦型に惹かれて・・・、」
と紅が言いました。

「よし、タイムクルーは 簡単、
この鏡に入り込むだけさ・・・。

いいか まり
蒼人 紅~
行くぞ~」
と玄人は 鏡にからだを入れていきました。

「まり、ほら、
手を つないで・・・、
おいで・・・、

蒼人も 紅も ほら・・・、」
と玄人は 言いました。

「おぅ ~」
とまりは 玄人に手を引かれて
その体を 鏡にうずめて 行きました。

「玄人、この湯たんぽ
持っていってもいいかい?」
と蒼人が 言った。

「こら、規則違反だぞ~」
と玄人は 言いました。

でも

二人と二匹は
湯たんぽとともに
鏡に 吸い込まれて
いってしまったのでした。

「玄人、
ここは ~どこ~?」
とまりは 言いました。

「大丈夫さ、
まりの家の屋根裏部屋だよ。
ただ 満ち行く月じゃなく
雪見のほとんど満月が 浮んでるのさ・・・。」
と玄人は 言いました。

「え~、そうなの?
きのうの記憶が あまりなくて・・・、」
とまりは 言いました。

「おい、無理やり湯たんぽ
持ってきちゃったから
2つになってるぞ~」と
蒼人は いいました。

「いいや おいらとお前で
山分け・・・といこう。」と
紅は 言いました。

「こら!
お前達、
あとで いいつけてやるからな!
規則違反だろ?」
と玄人は 言いました。

「えへへ・・・、」と蒼人はいいました。
「えへへ・・・、」と紅は 言いました。

みんなで タイムトラベルしたその日は
この星の大晦日の日でした。

ゆきがちらつき
そんな雪雲の小休止にほとんど満月の月が
ゆきぐもの冷たさにゆらいでいました。

恒例の歌合戦が 
玄人の屋根裏部屋のアナログテレビに
写っていました。

「この星では
みんなは 歌が 好きなのかい?」
と玄人は 言いました。

「いつも年末に
やるんだ、この歌合戦・・・、」
とまりは 言いました。

「そうなんだ・・・。」と
玄人と蒼人と紅は
一緒にうなづいていました。
屋根裏部屋の小窓からは
雪景色が 見えたのでした。

歌は 
「♪まつり、まつり~、」と
聞こえてきて いました。


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はい、フレンズです。

ちょっとした
タイムトラベル スリップでしたね。

いかがでしたか?

大晦日です。

ここのトリムにおいでの方は
皆既日食から お見えですが
ここの時計は
あなた次第です。

では ここでは、

『 きょうは あなたが 主役です。!』