おれんじの三日月 始まりの8 未来劇場 | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム

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<ようこそ

未来劇場へ・・・・・。>



おれんじの三日月 始まりの8


(クリスマスハーフムーン)

「あ、なぎから、メールが来ている」
とまりはメールを見ながら言いました。


「おかあさん、
なぎのおじいちゃんが 倒れて入院したらしい。
なぎのおじいちゃん、80歳まで元気だったのに
どうしちゃったんだろうね。」
とまりは言いました。

「そうだね、どうしちゃったんだろうね。



なぎちゃんのおとうさんが 最近、
リストラで 契約社員になったらしいし、
具合悪いこと 続くときは 続くんだね~、
定年で 退職金もちゃんと出るような世の中で
いられるといいのにね~、



契約社員ってなんだろうね。具合悪くなっちゃうね~、」
とばらおばさんは 言いました。



「まり、クリスマス・イブのプレゼントを
配り終えた月が ハーフムーンでそらに
浮んでいるよ。


これから おとしだまを入れて
満ちていくんだろうか?

まりも 息をして生きていていれば
おとしだまもらえるかも・・・。」
とばらおばさんは 言いました。



「そ そうかな?
まりは なんのとりえもなくて・・・、
どうしよう、それでも おとしだま、
もらえるかな・・・。
お料理を がんばってみるね。
おかあさん・・・。」
とまりは言いました。



その日のお昼も 午前の冬のひだまりが
まりの家の窓から
あたたかくきらめいて光り差していました。

「玄人~、
きょうは おかあさんが
チョコレートケーキ焼いてくれたんだよ。
一緒に食べない?」
とまりはケーキを 持って
玄人の屋根裏部屋に
行きました。

「サンキュウ、まり、
きょうは ハーフムーンが 窓から
見えるよ・・・。」
と玄人は 言いました。

「ん、そうだね。」
とまりは 言いました。

「まりを見てると
あたっかな ひだまりを思うよ。」
と玄人は 言いました。

「ふ~ん、」とまりは
下をむいて言いました。

「このケーキ、
おいしいね。」
とまりは 言いました。

「ばらおばさんのケーキ いいね、」
と玄人は 言いました。



「ん、おいしい・・・、
ン?あ・あ・あ・あそこに~
で ででた~・・・・。」
とまりが 言いました。

「なに?なにが 出たの?」
と玄人が 言いました。



「ね ・ね・ね、
ねずみぃ~・・・!」
とまりは 言いました。



「あ、ほんとだ~、
屋根裏部屋の壁に
いつの間にか あなが開いて
ネズミが 柱をかじってる~」
と玄人は 言いました。



「玄人よ、
元気にしているか?」
とその黒ねずみは 玄人に
話かけました。



「んぐ~#”%%&」
まりは ケーキを 口に
ほおばりながら、
「お、ごご~、
ねぞみが ねおみが
しゃ しゃべった~。」
とまりはもごもご 話したのでした。

と そのとたん、
屋根裏部屋の電波時計が
数字の文字を逆さに
動き始めていました。



「・・・、何しにきたんだよ~
蒼人か?
紅(こう)か?
どっちが きたんだ?」
と玄人は 言いました。



「おいらは 蒼人だよ、
玄人、
いま 21世紀のやまとクルーシップの青写真を
みんなで 作ってるところ・・・、
未来のぼく達のまちさ~、
そこで 玄人の様子を見に 来たんだ・・・、」
と黒ねずみの蒼人は 言いました。



「蒼人~
まりの前に 出てくるなよな~」
と玄人は言いました。

「ごめん ごめん。」
と蒼人は 言いました。

「ん、以外と かわいいネズミさんね。
それも 話す・・・?。」
とまりは 言いました。



「大丈夫?まり?」
と玄人は 言いました。



「ま ま、なんとか・・・、
いいんじゃな~い~。」
とまりは 言いました。

「そ、 そ、 そうか、
大丈夫か、まり・・・。」
と玄人は 言いました。



玄人は なにげに
鏡に 手をかざしたら
年末の風景が 映りだしました。
5日後らしい世界が 映っているようでした。



そらは 一面にくもが立ち込めていて
月は見えなくて

鏡の中の 光りの世界では
大晦日の天気予報は
全国的に 寒く雪模様になります。
と言っていました。



歌謡ショーの特番が 放送され
踊りの上手な男のグループが
何か賞をもらった映像が 
繰り広げられていました。

また  まりとばらおばさんが
あたたかなストーブのなかで
お雑煮を食べているのも
シーンが 変わって映っていました。

「な・な・なに?
これ?

まりは~
5日後には お雑煮を おかあさんと
食べる?

その日は くもりで~
ここの賞は このグループ?って
先に わかちゃった。」
とまりは 言いました。



「まり、
これはね、
ぼくと 君とだけの内緒 秘密、
誰にも 言っちゃ~だめだよ・・・、
あの時が 運命の出会いだったんだ・・・、」
と玄人は 言いました。

「うん、うん、
誰にも~、 なぎにも~???
言わないよ。
だって おかしくなったって
疑われちゃうよね、
これって・・・、」
とまりは 言いました。



まだ 鏡には 年末の買い物で
不況とはいえ にぎわうマーケットや
プライスダウンの本屋がまだ 映っていました。



「ん、玄人。」
とまりは言いました。



「玄人、どうも
お邪魔のようだね。
また 来るよ・・・。」
とくろねずみの蒼人は言いました。



「あの~ぅ、
ネズミさん と お と も だ ち?」
とまりは いいました。

「ん、ま 、そういうところかな?」
玄人は 言いました。



「それより 今晩のハーフムーンは
きれいだね。」
と玄人は 言いました。

「ん 2009年 クリスマス、
玄人に 出逢ったね。
ね、玄人・・・。」

とまりは 言いました。


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はい、フレンズです。

これを見たあなたの腕時計日付 変わっていませんか?

それとも文字が逆に 進んでいませんか?

では、今晩もこの辺で・・・。

まだ まだ 続きます。


では

『 きょうは あなたが 主役です。!』