もりは
長月の半月が
上がった次の日で
雨のしめりけに
濡れていた
もりの木は
葉の先を
ちんまり 紅で染めて
薄化粧
紅くなるのを待っていた
さてさて、
夢見る 生きていく力の
黄色いブレスレッドを
手に入れた宙は~~~?
”ここは どこ?”
と宙は くじらのジーラは言いました。
”ここは ななつ海
もりの奥深くのプールじゃ・・・、”
とくじらのジーラは言いました。
”もりのプールなら
ひとつ海の・・・、
青いブレスレット・・・。
息をしてれば
生きる力・・・、”
と宙は 言いました。
”よく~ 見てごらん。
来たときのプールとは
もう、空間がかわってるから、
ここは ななつ海なのじゃ・・・、”
とくじらのジーラは言いました。
”宙さま よくおいでになりました。
いるかのイルです。
今はここは ななつ海に
空間スリップしています。
ここは ひとつ海の入り口のようでも
ななつ海の空間移動が
ありました。
それは、たぶん宙ちゃんが
むっつの ブレスレッドを
集められたからだと
思います。”
といるかのイルは言いました。
”そうかぁ~、
来たときは 緑たおやかだったけど、
今は もりの木々が
紅い紅を葉先にさして
薄化粧をしている・・・
、
それに 涼しくなって
もう、よるが 来てくろに
そまってるんだ~、
ここは~
ななつ海なんだね。”と宙は言いました。
”そうじゃ、
塩を抜いた ななつ 海・・・、
ななつ 海のもり
宙は もりに帰って来たのじゃが、
ここは もう~
まえのもりではなく
何かが 変っておるのじゃ・・・、
生きる力とは 何だろうな・・・、”
とくじらのジーラは言いました。
”今月今夜のこの月を~
おれの涙で くもらしてみせる~”
とこんいち君が 叫んでいた。
”それで きょうは くもりなのかな?”
と宙は言った。
”誰かいるよ・・・、
あの人はだれだろう?
生きる力とは 何なのだろう?”
と宙は つぶやきました。
もりのよるは
またくろに 染まり
古家の窓には
もうひとつの蛍光灯の光が
窓に浮び上がっていました。
夜の空間だけに
浮びあがるもうひとつの部屋では
何をお話ししてるのでしょう・・・。