フライ トウ ザ MOON歩み(257) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりのあさは
明けた

今が盛りと
言わんばかりに
暗く明けるあさに
虫の音が響いた・・。

やや肌寒いあさ
時はくるりとまわり
また 秋へと・・・、

だんだんその光に
色をつけて
まばゆいうすいオレンジの
あさの秋の日差しを
古家に入れていた

からしやまでは・・・、

鵜が魚をくわえて
漁火のなか
トントントンと鵜匠が
舟を鳴らすなか
ヒカル銀氏とかの君の舟は
宙たちの舟から
離れて
そのちょうちんに
浮ぶ二人の影は かげろうのように
だんだん消え入った・・・。

”銀氏も
かの君となら、月様まで
飛びごろもで
飛べるのかしら、”
と宙は言いました。

”そうだっだったら
いいけど、
かの君と うまくいくといいね”
とペリカン君はいいました。

”生きる力・・・、
よっつ海のブレスレッドは
紫・・・。

恋を思う
伴侶を得るたいせつさ
そんないろ・・・、

宙は 月様に逢いたい・・・、”
と宙は言いました。

”ここにも
自称二枚目がいるのになぁ~”
とペリカン君は言いました。

”んん?”
と宙はいいました。

”あと三つだ・・・、
あとは 紺いろ 橙色
黄色だね・・・、

そうそう
スプリングシャトウから
残暑見舞いが来てたんだ・・、
忘れてた・・・、

夏のご招待には
お見えになりませんでしたね・・・、
また、いつか
お会いするのを
楽しみにしております。
ってさ・・・、

いそがしがったよね、
宇宙に行ったり、
また、海の冒険に出て
しまったから・・・、”
とペリカン君は言いました。

”へへへ、ヘックチュウーン・・・、”
と宙がくしゃみをした。

”宙、大丈夫かい、
いまはね、 
変なはやり風邪が流行っているから、
気をつけないとね、

さあ、屋形舟も
岸についた・・・。
くじらのジーラも
待ってる・・・。
帰ろう・・・。”
とペリカンくんは言いました。

”ん、そうする・・・、
くろいメガネのうさぎさん
では、またね・・・、”
と宙は言いました。


”宙ちゃん、
ごきげんよう~、”
とくろいメガネのウサギさんは
言いました。

”はやく はやく
時間の扉が閉まっちゃうよ、”
と電波時計は
わけの解らないことを
苦し紛れに叫んだ。

もりは
あいもかわらず
よるのくろを迎えていた。

あさが とびきりまばゆい
秋の日差しだったから、

夕焼けもピンクで透明、

よると来れば
この世で見たこともない
きれいな澄み切った紺空

星星を自由に浮ばせて
動く光もてんてんと
お外に いつまでも いついつまででも
座っていい夜空だった・・・。