もりは
あさ やや遅くあけて
くろの世界から
だんだん
明光度を増していく・・・
ひんやりした空気は
たくさんの
鳥たちのさえずりの協奏曲と
やや控えめな
虫の音で明けたそらは
透明なあおぞら
たおやかに泳ぐ
たくさんのうろこ雲は
寡黙なメロディの足音とともに
秋の訪れを知らせていた
からしやまでは・・・、
”かおるちゃん・・・。
おそくなって
すんまソン
おそくなって~
すんまソン・・・、
はなははなは
はなは~
おそかった~ぁ~~~”
とヒカル銀氏は
歌った。
”そろそろ
からし山につくね・・・、
バスの降りるボタンを押して・・・”
とペリカン君は言いました。
”着いたみたいよ・・・。
降りようか?”
と宙は言いました。
”のげつ橋には
たくさんの人が歩いてるね・・・、”
とペリカン君は言いました。
”さあ、舟まで行こう、
ヒカル銀氏の君と
夜の川面を満喫~・・。だよね・・・。
逢えるといいね~、”
と宙は言いました。
”恋し君
今宵ゆめみし
出逢いとき
川面にゆられ
やまに抱かれ・・・、”
とヒカル銀氏は唄った。
ゆらゆらとゆれる
のげつ橋のたもとの
別世界・・・。
それとは 別のもりでは
おかまいなく
天然に時が過ぎ
よるのくろ
満天は透き通った紺空
東北の位置のそらに
なぜかいつもと反対に
少し欠けてる月様を上らせて
涼しげな秋の夜は
虫の音でにぎやかに
ふけていくのであった