フライ トウ ザ MOON歩み(248) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりのあさは
しろく明けて
お日さまを迎えた
控えめな秋の初めのお日さまは
やや低い位置から
くもに隠れながら
遠慮がちに
地上を 照らしていた

古都島の都では~
一度、逢ったらそのときから
恋の花咲くこともある
見知らぬあなたと~
見知らぬあなたと~
都で~
デート・・・。

”お~、かの君はいずこ・・・、
寝てもさめても
君の事~

もし あなたに逢うことが
できるなら、

それは

生きていく力

活きていく力・・・。”
とヒカル銀氏は言いました。


”ハテさて
銀氏君のかの君は
どこにいるんだろう~、”
とペリカン君は言いました。

”どこへ
行けば めぐり合えるだろうね、”
と宙は言いました。

”かのきみの
こそでのたもと
文たくし
逢瀬の夜は
ふねにゆられて・・、”
とヒカル銀二は
唄った。

”え~、
今 なんて~
うたったの?”
とペリカン君は言いました。


歌会の君にて
文を託して
ふねに乗ることを
約束していた・・・。”
とヒカル銀氏は言いました。

”そ・それだ・・。”
とペリカン君はいいました。

”ふねの風情は
からし山まで
バスに乗って・・。”
とヒカル銀二は言った。

”そうしよう。
きょうは 長月満月
しかし、くもが一面張って
月様は見えないね、宙、

残念ながら、
星降るマントもない、
長月は
月様には
逢えずじまい

がんばって
七つ海を越えて
七つの虹のブレスットを
手に入れて
星降るマントを手にいれて
月様のところまで
飛ぶんだ、

そのために
歩んでるんだ・・・、
宙・・・。”
とペリカン君は言いました。

”ん、宙、
いつまでここにいるんだい?
月様に逢える羽根がはばたくまで・・・。”
と宙は言いました。


また よるは来て
もりは
インフルエンザのノアの箱舟
乗れるのか
こぼれるのか、

この時のしずく。

偶然の大きな無常の手のひらで
計られ、

救われるを待ち
おびえるのを 顔に出さないで
戦い、 抗い、
ウイルスがいつか去るのを
心待ちに

生きる力を 運命の偶然にゆだねて
漂い

また あすのあさの
朝日がむかえられることを
望んでいた