もりのあさは
しろく明けて
いろいろな鳥のさえずりが
見えない秋への
移ろいを
おしゃべりしていた
”この飴、
甘くておいしいね、”
と宙は
くじらのジ~ラの
せなかで言いました。
”そうだね。”
とペリカン君は言いました。
”生きていく力なんて
解んないよ~、
どうしたら
生きる力が解るんだろう?
宙も
こうやって息してるから
生きてるんだよね、”
と宙は言いました。
”そうだね、
真実を知って
相談できること
身近に食べ物があること・・・、
それから~
なんだろうね、”
と
ペリカン君は言いました。
”たまには
ゆっくり、休もうや、
長い間、旅してきたね、
宙、”
とペリカン君が言いました。
”そうだね、
ぷかり
ぷかり
大海原にゆれるのも
いいよね~”
と宙は言いました。
ふたりは
くじらのジーラのおっさんの
背中で
残り少ない葉月を惜しむように
のんびりゆったり
夏の海に揺られていました。
もりの満天は
きょうもよるのくろにそまり
一日の終わりを
告げていました。
古家のテレビは
チャリテイ番組の
ドラマを映していました。
NEWSでは
台風上陸の天気予報を
告げていました。