フライ トウ ザ MOON歩み(242) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりのあさは
しろく明けて
いろいろな鳥のさえずりが
見えない秋への
移ろいを
おしゃべりしていた

”この飴、
甘くておいしいね、”
と宙は
くじらのジ~ラの
せなかで言いました。

”そうだね。”
とペリカン君は言いました。

”生きていく力なんて
解んないよ~、
どうしたら
生きる力が解るんだろう?

宙も
こうやって息してるから
生きてるんだよね、”
と宙は言いました。

”そうだね、
真実を知って
相談できること

身近に食べ物があること・・・、

それから~

なんだろうね、”

ペリカン君は言いました。

”たまには
ゆっくり、休もうや、
長い間、旅してきたね、
宙、”
とペリカン君が言いました。


”そうだね、
ぷかり
ぷかり
大海原にゆれるのも
いいよね~”
と宙は言いました。

ふたりは
くじらのジーラのおっさんの
背中で
残り少ない葉月を惜しむように
のんびりゆったり
夏の海に揺られていました。

もりの満天は
きょうもよるのくろにそまり
一日の終わりを
告げていました。


古家のテレビは
チャリテイ番組の
ドラマを映していました。
NEWSでは
台風上陸の天気予報を
告げていました。