もりのあさは
しろくあけて
すっきりと
だんだん
明光度を増して
短かった夏を
惜しむように
めらめらと
日差しが燃えた
長い旅路の夢の中
息をしてるかぎりの
空間で
あったかさと
つめたさのかぜのなか
おどけるような
道化師の
お情熱と消え入りそうな
せつなさはかなさが
そして 疲れとが
時とともに
流れ 色どりを
添えていく
光の世界は
消耗が激しく・・・、
ミサイル島では、
宙とペリカンくんは
くじらのジーラの背中に
乗って
ひさしぶりに
くくっくら
くくっくら
ジーラのせなかで
のんびりぐったり
大海原に抱かれて
のんびり
眠っていた
”♪ねむれ~
よい子よ~
庭のまきば~に~
むむむむ~
むむむむ~”
とくじらのジーラは
ややご機嫌で
宙たちに子守歌を
歌っていた。
と、きたんこナスの
ちょっとでっぱった
ところに
虹色の風船が
引っかかった。
”ジーラのおっさん、
おいらに
なんか 引っかかったんだ、
手紙もついているんだ、”
ときたんこナスが
言いました。
”ん、なにが
書いてあるんだ?”
とくじらのジーラは
言いました。
”・・・、読んでみるよ、
どうか、お願いです。
この手紙が
宙ちゃんやペリカン君に
届きますように・・・。
あれから、
すぐ
お手紙のお返事が
ミサイル島に
着きました。
『わたしは
きゅうりや
ナス
スイカとか
食べ物が作るのが
大好きです。
作ることも
できますよ。
お困りなら
そちらの畑を
一緒に作りましょう。』
とお手紙に書かれて
ありました。
来ていただいて
一緒に土地を
耕して
教えてもらえることに
なりました。
ありがとう・・・。
お礼に
ハーブのいい香りのする
ミストと
甘い綿飴の味のする
飴をミサイル台から
きれいな花火とともに
打ち上げます。
見てくださいね。
他の危ないミサイルを
あげようとしてる人が
いたら
ミサイル台で
風船にお手紙をつけて
打ち上げてください。
何が困ってるのか
知ってもらってください。
ぼくは そう思います。
息をして
誰かに相談できて
真実を知ること
食べ物がそばにあり
食べていくことが
できる
それは生きる力です。
こわいミサイルより、
もっともっとの
最強は 話しあうこと
お互いを理解すること
じゃあ、ないかと
思います。
そばに来てくれて
ありがとう・・・。
この手紙が奇跡に
宙ちゃんたちに
届くことを
こころから、お祈りして
ミ・サイルより
って書いてあるよ~”
ときたんこナスは言いました。
”そうか~あ~”
とくじらのジーラは言いました。
大海原に
短かった夏を惜しむように
その花火がみんなを
楽しませるように
ハーブのいい香りのする
ミストと
甘い綿飴の味のする飴が
花を咲かせるように
上がりました。
”宙、起きろ、
見ろ、
ハーブのいい香りのする
ミストと
甘い綿飴の味のする飴が
花を咲かせるように
花火が上がったぞ・・・!”
と先に飴が羽根に落ちてきた
ペリカン君が起きて
宙に言いました。
”よかった~ね~!”
と宙は言いました。
もりは
きょうも
静かにやすみのよるが
やってきました。
かぜが吹いて
紺空にしろの
くものしじまを
浮ばせて
移ろいながら来る
秋の聞こえない足音を
忍ばせていました。