フライ トウ ザ MOON歩み(239) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりのあさは
さわやかに明けて
なつぐもも
しろくぽっかり
浮んでいた

ミサイルじまでは~?



折りたたみ椅子に
すわりこみ
棒を杖に抱え込みながら
宙たちと
しなびたさかさにんげん・・・いえ、
しなびたさかさにんじんの
ミ・サイルくんが
頭をかかえこみながら、、

”どうしたらいいんだろう?”
と宙は言った。

”そんなんだ・・、”
とペリカン君は
言いました。

”ん、どうすれば
いいんだろう?

こんなにぼくのことを
考えてくれるなんて
ぼくは
なんか、なんか、うれしいよ・・・、”
とミ・サイルくんは
言いました。

”ん、この島は
水はあるの?”
といいました。

”山ともりはある
川もある・・・、
ダムもある・・・
水道も
何とかある

雨も降る・・・。”
とミ・サイルくんは
言いました。

”じゃあ~、
水はなんとか
大丈夫なんだね?”
とペリカン君は言いました。

”お米はあるの?”
と宙は聞いた。

”いくつかの
平野に水田はなんとか
ある・・・、”
とミ・サイルくんは
言いました。

”でも、
足らないんだね、”
と宙はいった。

”ん、”と
ミ・サイルくんは
言いました。

”どうしたら
いいんだろう~、
みんなが 生きていくのに
充分な食べ物がほしいんだね、”
と宙は言いました。

”ぼくは
そらは飛べるけど
食べ物のことは
わからないだ、

もりのマーケットや
コンビニにいけば
売っているのは
解るのだが~、

どうかな?

ミ・サイル君
風船にたくさんお手紙を
つけて飛ばさないか?

ミサイルじゃなくて~、

土地をたがやして
これから 育つ子ども達の
未来のおいしい顔のためにも

身近で ナスやトマト
きゅうり さやえんどう
いろいろな食べ物が育つのを
見れる島にしたいので
誰か~、
教えてください。と
お手紙を書いて飛ばそうよ・・・、”
とペリカン君は言いました。


”ん、それなら
宙、お手伝いできるよ~・

変わる季節の涼しい風に
乗って
きっと心あるひとの
ところまで
飛んでいくよ、

宙に生えてきた羽根で
またそらを飛んで
いっぱい風船を
いっぱいお手紙を
飛ばして あげる。

それならできるよ・・・、”
と宙は言いました。

”ありがとう、
こんなにぼくのことを
考えてくれて
ありがとう、

ぼくだって
ミサイルなんて
ほんとうは
飛ばしたくないよ。

ただ ただ
ひとりぼっちで
淋しかったんだ・・・。

やってみる。


お手紙書いてみるよ。
手伝って
くれるのかい?”
とミ・サイルくんは、
言いました。


”いいともさ~”
と二人は言いました。

”ありがとう、
これでこの島のみんなが
協力して
身近で食べ物が
育つのが見れて
食べて行けて
笑顔がみれるようになるといいな~
ぼく、がんばるね、”
とミ・サイルくんは
言いました。

もりは
天然に暮れるくろのよる
すずしい虫の音に
短かった夏を惜しむように
鳴き始めていました。

カナブンも
古家の夏を惜しむように
お茶目に
家の中に飛び込んできて
茶化していました。

テレビくんは
夏休みの終わりを色どるように
夏の自由課題のお手伝いにと
汗をかきかき
とうふで食べ物も
電気ができますよ
電気でオルゴールが
なりますよ、と
こんな自由研究はいかがですか?と
映していました。

もりのすみびとは
それを見て
食べ物って
なんていろいろな力があるのね、
と感心していました。