書きはじめて
何日目のあさなんだろう
何を求めて?
何のために?
月様に
逢うために?
もりのあさは
また白く明けていた
メディアのニュースでは
ナスにたんこぶではないけれど
赤いとまとのような
赤いナスが出来たことを
報じていた
ぐうぜんにも
おたんこぶなす?の本物?
なのだろうか?
”でお~ でええお~
エライホンマンミンわんだ~ホン・・・
イテテ イテテ デデェオ~っと
古傷が~・・・。
とにかく痛むのだよ・・。
この痛みは~
だれにもわからんじゃろう・・。”
とくじらのジーラは言いました。
”そうなんだ~”
とペリカン君は言いました。
”ジーラさん、このばんそうこうの
紋所の下が痛むの?
宙が手当てをしてあげる・・・”
といって
宙がそうっと 撫ぜてあげました。
”んんん、きもちがいいのう~
ほっとする~
んんんんん~
痛みはとまるの~・・。
ランラ ランララ~
ランラ ランララ~
宙ちゃん ありがとよ”
とくじらのジーラは言った。
”ーーーーー・・。”
おたんこぶナスも
なぜか 静かだった。
”あんなところに
MRI島と書かれた
島がうかんでるぞ~”
とペリカン君は言いました。
”この大海原には
たくさんの島が浮んでるようよ、
色いろないろで・・・、
ほら またあそこにも
あそこにも・・・、”
と宙は言いました。
”おっさん、ジーラ、
MRI島で
古傷を診断してもらおうぜ
何かわかったら
楽になるかもしれないよ”
とペリカン君は言いました。
”そうだ、そうだ、
こんなに けんかばかりしてたら
生きる力どころか
いつ頭が爆発して
倒れるか息がなくなるか、
解らないよ・・・、
ね、
ジーラさん
人に相談して
真実を知ることは
この場合、
生きる力になるんじゃないかな?
診断してもらいましょう・・。
ジーラのおっさん・・・、”
と宙は言いました。
”ん、そうしてみるよ、”
ジーラおっさんが
言ったとたん
大海原に
流れ星が流れました。
”どうかジーラの痛みが
直りますように・・・”
と宙は
流れ星を見つめました。
”ジーラ おっさんだけでなく
おいらも普通のナスに
なりたいんだ・・・、
たのむよ~
このたんこぶに
お別れしたいんだよ”と
おたんこぶナスが言いました。
”じゃ~、、決めた・・、
MRI島へ、
ござそうろう・・・、”
とジーラは言った。
”こら、ジーラおっさん、
大判焼きじゃねぇ~
ま、おいしいけど~”
とおたんこナスが言った。
”まま、まあまあ、
いざ MRI島へ”
とペリカン君は言いました。
お盆のあいだは
落ち着いた晴れ
祖先の人のための迎え火に
満天はほっと
落ち着いたかのように
きれいな紺空に
なつの星を浮かべていました。