フライ トウ ザ MOON歩み(222) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
あさ はやくあけて
なんとなく
ほのかに
すっきりしたあさ

もりのあさは
きょうも
明けて いました。

”るかさん、
こんにちは、
暑いですね。”
と宙は言いました。

”はい、
わたしは、
いるかの るかです。
暑いですね。”
といるかのるかは言いました。


ほどよいプールの
水しぶきをあげながら
いるかのるかは言った。


”るかさん、
七つの海の話は
解りますか?”
とペリカン君は
言いました。


”七つの海のひとつが
このプールをもぐり
扉をくぐると
ひとつ海に
でられますよ・・・。
といるかのるかは言った。

”生きる力は
どうやったら、できるのですか?

宙は 自信がないのです。

星降るコートは欲しい

それを着て
月様に逢いにいきたいの・・・。”
と宙は言いました。

”そうなのね、
わたしも
生きる力・・・
には自信はないの・・・。

でも ただ 今 息をしてるわ、
これで 今生きてるのよ、”
とるかは言った。

”んん、宙も
今 ここで 息をしている・・。
ありがたいことなんだね・・、”
と宙は言いました。

”それでいいのよ、
そこから 考えてみましょうよ、
宙ちゃんっていうのね?
この鍵をあげるわ
これでひとつ海の扉を
開けていきなさい。”
とるかは言いました。

まよいながら
始まった旅は
くもりがち
ややの雨を落として
もりの
空気を湿らせていました。