28度で
明けた熱帯夜の夜も
鳥のさえずりとともに
明けて
なんとなく
すっきりとしたあさ
時の歩みは
知らないうちに
変わらないようで
何かを変えて進んでいく
もりの風景
なつぞらは
その時の一瞬を
限りなくきれいな
ぽっかりぐもを
浮かべていました。
”宙、
この本によると
もりの奥のあるところに
いるかのルカという
案内人のいるプールが
あるらしい、
そこまで 飛んでいこうぜ”
とペリカン君が
首にタオルを巻きながら
パタパタ
飛んでいました。
”ペリカン君、
宙の飛びっぷりは
いかが・・・?”
と星降るずきんを
日よけ代わりにかぶり
アイスノンを首に
スカーフのかわりにして
宙も飛んでいました。
”それにしても
あついね~”
とペリカン君は言いました。
”そうだね、なつぞらの
あのしろいくもが
ふかふかできれいだね~、
宙は あの白いくもの上で
ぷかぷか寝てたいんだよね~、”
と宙は言いました。
”そうだね~、”
とペリカン君は言いました。
”あ、あそこにプールがみえるよ、
ルカという いるかの案内人は
いるのかな~、
七つの海って
なんだろうね、
生きていく力って
なんだろうね・・・、
ペリカン君・・・。
暑いね、
こんなに暑いから
きっと
プールは涼しいだろうね~”
と宙は言いました。
”そうだね、
一つ目の海、
謎だね・・・、
生きていく力なんて
言葉には
表せないね、
ぼくだって
自信はないや、
どうしたら
生きていく力がつくのだろう・・・ね、
宙・・・。”
とペリカン君は言いました。
”そうだね・・、
いるかのルカは
何か知ってるんだろうか・・・、”
と宙は言いました。
果たして
宙は 七つの海に
いけて 生きる力が
何か解り
星降るコートを
手に入れることが
出来るのでしょうか?
やすらぎのよるは
今夜も訪れ、
久しぶりの紺空に
くものしじまを浮かべながらも
幾つもの
なつの星を瞬かせ
動く光りも優雅に点滅していく
そらを演出して
場をあついくもに
おおっているうちに
その場面を
知らないうちに
変えていたのでした。