文月 最終日
ひとしきりの
ひとつきの時を
雨で流した後
晴れようか
雨にしようか?
まよいまよいのそらで
やっぱり
くもりのそらは
月は出ず
まだまだ過去になった
この月を涙で流そうと
大きな雨粒が落ちてくるのを
もりのゲームセンターの
パノラマは映していました。
”もうそろそろ
ゲームセンターにつくよ、
宙ちゃん、”
とちいさな男の子は言いました。
”月様に逢えたと思ったら
コピーの世界だったね、
残念・・・。”
と宙は言いました。
”いつか きっと
月様にあえるよ、
体を大事にしてね。
宙・・。”
とちいさな男の子は言いました。
”ん、宙、そうする、
いつか月様にあえるまで・・・、”
と宙はいいました。
”もうすぐだよ、宙、”
”そうだね、”
雨を落とした満天も
ひとやすみ
きっちり よるのくろになり
安らぎの夜を
もりのゲームセンターの
パノラマはうつしていました。