フライ トウ ザ MOON歩み(207) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
あさ 早く明け
またお日さまはあかるく
やってきた
せみはシーシーシーと泣き
蒸してくるあさ
そんな文月の下旬を
コピーされたうすいもりの
ゲームセンターのパノラマは
映していました

しばらくの間
くろい月様を
泉の湖面に映していましたが
宙のやすらぎの歌を
聞くと穏やかになったように
お日さまの光りだけになりました。


”ん、7分・・・、”
と電波時計はささやきました。



ぎゅと
にぎりしめていた真珠の
手を
ひらいてみた宙でした。

”あ、真珠は 白く光りだした、
宙の歌を聞いた月様や自然は
ほっとしたんだね、”
と宙は言いました。

”宙よ、よく7分間
下を向いていられたね、

ユン・素晴らしい・・。

宙ちゃんのお望みのとおり
たまご投げゲームを
はじめようじゃないか・・・、
ユン・ユンユン・・・、”
とくろいメガネをかけたウサギは
言いました。


ハリネズミのように差し込んでいた
お日さまも
もくもくのくもに
また地上から水蒸気をあつめて
もう限界
おもわずの雨を振り下ろすも
きまぐれにもう雨は止み
この季節の花火のおとを
重低音で響かせているのを
コピーされた
パノラマは映していました。