フライ トウ ザ MOON歩み(205) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
あさしろく明けて
やはりあさは
やってきてくれて
せみの声がきこえてくる
気温の上昇は
体の中もなにかが
変わる
あせぐっしょりで
朝方おきる
もりのすみびとをコピーされたような
うすいもりのゲームセンターの
パノラマは
映していた

”ようこそ たまごなげ
ゲーム会場へ

よくここまで
来れたました。宙・・・、
ユン・ユン ユン”と
くろいメガネを
かけたうさぎさんが
言いました。

”この会場の午前10時50分ごろより
くろい月様があらわれるのだ・・・、”
と電波時計が顔をゆがめて
言いました。

”え、くろい月様が
ここにあらわれるの?

宙 くろうして
体を消す月様に逢いたいの”
と宙はいいました。

”きっといつもお日さまに照らされて
光り続け
いつもねむる時間がないのだけど
きょうは きっと
その瞬間だけ安らげるとき
なのかもしれえない・・・、
宙が安らぎの歌を
歌ってあげる・・・。”
と宙は言いました。

”宙ちゃん そのじかんは
ずっと下を向いているんだ

お日さまは偉大な星
祈りをささげて
まぶしすぎる光は
体を痛める。

宙よ
約束できるか?
ユン・・・、”
くろいメガネをかけた
ウサギさんは言いました。

”ん、宙
約束するよ。

もうすぐくろい月様に
逢えるだ、”
宙は言いました。

”ん、宙、
去年の今ごろの
午前中は
しろい月様と
お日さまが ならんで
きょうの日をきっと
練習していたんだね”
とちいさな男の子は言いました。

”宙は ずっと下を向いて
ずっと月様に
祈りの歌を歌ってあげる・・・、
そして 月様に逢いにいくんだ・・、”
と宙は言いました。

こんやもしっかり
夜のくろがやってきました。
宙たちを大切な思い出の空間を
時間をとめて

ゴーストのようなくろいくもを
北にかざり
また時は過ぎていきます。

そんなそらをパノラマは
い映していました。