月様に逢いたいな
そんな 一途な思いで
進む宙・・・。
生暖かい風に包まれながら
時折の高い高い北よりの
お日さまのまぶしさに
目を合わせないように
その文月の生暖かさの
しくれ雨を
あの日から数ヶ月
旅をして
きょうの
コピーされたような
うすいもりのゲームセンターは
映していました。
”宙、宙、新しいランプにしたんだね、”
と小さな男の子は言いました。
”ん、これで
早くたまご投げゲーム会場へ
いけるんだ、”
と宙はいいました。
宙たちが まぶしい宇宙ステイションの
光りを調整しながら
あゆんでいく後ろで
”これで、宙をゆっくり
歩ませることができる・・・。
ユン・ユン ユン”
と言いながら
くろいメガネのウサギさんは
ランプをこすって
大男を呼び出しました。
”これはこれは、
ご主人さま
あなたののぞみを
3つまでかなえてあげましょう。”
と大男が出てきました。
”おぅ、大男よ
たまご投げゲーム会場を
離れた場所にしておくんだ、
わかったな、 ユン”
とくろいメガネをかけたウサギさんは言いました。
”はい、仰せのとおり・・、”
と大男は ゲーム会場を 離れた場所へと
映しました。
そんなこととは
ゆめにも思わないで
あたらしいランプを抱えて
暖かい風の中を
宙たちは
光を調節しながら
まぶしい光のステイションを
進んでいました。
”こころなしか
光がまぶしくなくなった・・、
気のせいかな?”
とちいさな男の子は言いました。
”たまご投げゲーム会場は
どこなんだろう・・。”
と宙はいいました。
”この新しいランプに
聞いてみようか?”
と宙は言いました。
”ん、やってみたら・・・。”
とちいさな男の子は言いました。
満天はややの生暖かい風
こんぞらに
くものしじまをうかばせてて
あしたもしぐれようか
カンカン照りにしようか
まようそらを
きっちりかっちり
時間どうりやってきて
よるのくろ
そんな様子を
コピーされたようなうすいもりの
ゲームセンターのパノラマは
映していました。