フライ トウ ザ MOON歩み(183) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
さあ さあ あさ、

コピーされたような
うすい森のゲームセンターの
パノラマは
しっかりもの

しっかり明けて
しろいあさを映していました。
もうすぐ 停電があるというので
手順を探っているようでした。

きのうのあめは
大地を濡らし 色を変え
水無月のおわりを
カーテンコールシャワーで締め
しめりけの空気で
とまどいの日々を
すこし電車をとめるほど 降ったときを
思い出したように
特集にしてみようかななんて
迷いながら
映していました。

”おなか すいたね~、”
と宙は言いました。

”そうだね、
ポケットにいれてきた
たからものは
あかやみどり透明な宝石だし、
食べられないや・・、”
とちいさな男の子は言いました。

”カレーなら、ございます。
カレーお食べになりますか?”
とあらしんが言いました。

”そういえば
ここのまほうの
宇宙ステイションに来たとき
カレーのにおいがしたんだ”と
宙は言いました。

あらしんは 
屋上のユートピアの
ラウンジから 
もうひとつのまほうのランプに入った
カレーの 給仕をしました。


”ん、このカレー、おいしいよ
ね、”と宙は言いました。

”おいしいね、”
とちいさな男の子は言いました。

”まほうのランプ宇宙ステイション、
特製で ございます。
きょうは、旅人様へ最高のもてなしを
ここに、

では、乾杯、”

と3人で乾杯しました。

”あ、しまった、
まほうのランプにカレーを
こぼしちゃた・・・、”
と宙は言いました。

”ん、も、あいかわらず
宙はおちょこちょいだね、
このティシュで
拭いて 拭いて・・、”
とちいさな男の子は
言いました。

”宙様 大丈夫でございますか?”
とあらしんは言いました。


”大丈夫、大丈夫・・・、”
とティシュで
まほうのランプを 拭いていると・・・・?





なんと・・・・、???






満天は紺空に厚い白のくもをはって
くもりぞら

水無月の思いを
ぬれた大地に残して

いよいよ
明日から
文月のはじまりの
準備を始めようとしている
ところを
コピーされたうすいもりの
ゲームセンターのパノラマは
映していました。