水無月下旬
満天は うすいくもを貼って
見上げなければみえない
位置から
お日さまは
宙たちのいる
まほうのランプの宇宙ステイションを
位置を確認できず
きょうも元気にしてるかなと
たまらなく地上をのぞきたくて
まぶしさの光りをおさえて
くもをこすりうすくあなを開けて
にじみにじみ出てきながら
地上を照らし
ややのしめりけの中で
元気に 町を歩く人の
姿を照らすのを
うすいもりのコピーされた
ゲームセンターのパノラマは
映していた
”間に合ったね、宙、”
と小さな男の子はいいました。
”そうだね、
このまほうのランプの宇宙ステイションも
メンテナンスは大事だよね、”
と宙はいいました。
”さようでございます。
宙さまは よくお解りになって、
ここには みなさん、ランプのカレーを
食べにくる方がお見えでして
カレーのひと時を
安心安全で 過ごしていただきたいと
思っています。”
とあらしんは言いました。
”宙ちゃん、ぼくたち
このたからものとまほうのランプを
持ち帰れば お菓子の家の大きななべで
に煮込まれて あの愉快な豪快なおばあさんに
食べられないよね、”
とポケットにつめこめるだけの光る石を
つめこんできた
ちいさな男の子は言いました。
”ん、あとは、頭のちえぶくろ、
わたしも あそこで食べられるわけには
いかないんだ・・・、”
と宙はいいました。
”そして、このランプに願いをかけて・・・、”
と宙は言いました。
”このランプに願いをかけて?
宙よ、
美しくなりたいのかい? ユン ・”
とくろいメガネをかけたウサギが言った。
”ん? 美しくなりたい?
テレビは きょうじゃないよ、
つづきは あるらしいけどね、”
と顔をしかめながら
電波時計が
うでに はまったままなので
苦しそうに 声を押し出すように言った。
”宙は 少しは そりゃ、美人になりたいけど
気はこころ 優しいこころの持ち主になれば
顔は かがやくし、美人になれるさ、
それもそうだけど
宙は 月様に逢いたいんだ、
どこかで そっと見守ってくれてる・・・、
だから 願いごとはね、月さまに逢えるように
まほうのランプに頼むんだ、と、
おばあさんにたべられないようにと”
と宙は言いました。
”宙、 ランプは わたしがもらう、
いいかな ユン・ユンユン”
とくろいメガネのウサギが言いました。
”そんな、
苦労して取ってきたランプを
ウサギさんはどうして 渡せっていうの?”
と宙は ランプを握りしました。
”渡すつもりがないのか?
宙、まだ 君は飛べないんだ、
飛べるまで わたしが預かっておこう、
狭き門から、入るんだ 宙、
安易にまほうに頼るな・・・
わかったね、宙、
さあ、そのランプを
私に・・・!”と
くろいメガネをかけた
ウサギさんが言いました。
”いやだ、歩むのは 本当は、本当は、
自信がなくなって、
不安で・・・、
このまほうランプが あったら・・・、
だから、
欲しいんだ、”
と宙は言いました
。
”まだ、それを言うつもりなのだね、宙・・・、
ユン・ユンユン”
とくろいメガネをかけたウサギさんは言いました。
”それなら、それでもよかろう、
ここから 出られないようにしていく、
よく、考えるのだ、
宙・・・、”
といいながら、
ものすごい音と光りを出して
おまじないを
かけたかとおもったら、
宙たちは
自動で動くエレベーターの中に
3人とも閉じ込められてしまいました。
また 足早にくろいメガネのウサギさんは
光とともに消えていってしまったのです。
”あ~、あ、どうしよう、
閉じ込められてしまった。
こころの不安が ブラックホールの暗闇の
落ちるのを 予言していたように、
どうしたら いいの?”
と宙はこころもくらく
くろのエレベーターのなかで
つぶやきました。
”まさか? こんなにスリルのある日だとは
思わなかった、どうする?
出られなきゃ、ランプをもってても
月様にあえないし、
お菓子の家のおばあさんにも
ゴマがすれないし、
どうしよう、宙、”
と小さな男の子は言いました。
”どんなときにも、困難というものは、
つき物です、宙さま、
まず、一息
深呼吸をして考えてみていただければ
きっと 小さな光がみつかれば
きっと きっと ここから
出られるでしょう・・・、
でも こわ~~、”
とあらしんは言いました。
”ん、そうするよ、あらしん
小さな声で
MOON,ファイト、”
と硬くつぶやきました。
そんなこととは
つゆしらず
雨知らずの
今年のつゆ
満天は紺晴れに
尾張名古屋は城で持つ
丸八のマーク
末広がりで
8個の星を光らせて
願いよ、かなえ、
どうか、恵みの雨よ
降ってきて、
優しい思い出のなつが
ありますようにと
お願いしながら、
8個の光り
暖かい星もあれば
冷たい星
うすい星もあれば
仲良くこのときを
思いやり 光らせているのを
コピーされたうすいもりの
ゲームセンターのパノラマは
いつものとおり くろのよるになり
ほんのすこしのしめりけしかなく
映していました。
貴公子のきゃしゃな三日月は
どこかにかくれて
幻実をさまよい
しのんでいるように
その姿は 見えず
いいブログのめぐり逢いの写真に
みつけてもらって
そのまだ きゃしゃな
三日月でおぼろげに
また、
粋なポーズをとって お茶目に
しのんでるはずが
なんとそのすがたで
ちゃっかり、映っていました。