満天は 青いそらに
しろいボートのような
ふかふかのくもを
北のほうにたくさん浮ばせて
お日さまきらきらしているのを
コピーされたような
うすいもりのゲームセンターの
パノラマは映していました。
そのはるかかなたの
まほうのランプの
宇宙ステイションの
秘密の地下倉庫のエレベーターの中では、
”トッポギ、トッポギ
草もち・・・わらびもち、
たしか、トッポギっていうんだよね・・、”
と小さな男の子は言いました。
”まず、地下一階でございます。
お降りのかたは、
おみえでしょうか?”
とエレベーターの自動音声は言いました。
”宙よ、
この地下倉庫の中に
たくさんの階がある。
一階ごと降りて
まほうのランプの目印を探すんだ、
目印のカードを3枚あつめてくるのだ、
それまで 宝物には
さわってはいけない。
生えてきたつばさが
なくなってしまうのだ、
3枚の目印のカードを見つけれたら
屋上にいき、
きれいなユートピアがそこに
現れるんだ、
きらきらのなつのみどりの中で
歌を歌うんだ、
そうしたら
まほうのランプは あらわれる。
帰りには
宝物や果物は
とってもかまわない、
それは、宙ちゃんのものなのだ、
しかし、
わしは ランプをもらう、
さ、気をつけて行っておいで、”
とくろいメガネをかけたうさぎは
言いました。
”おまもりの首飾りを
してあげよう、”
とくろいメガネのうさぎさんは
宙に
三日月の月様の
首飾りを首にかけました。
”???・・・、”
と宙は
行くしかないと思いました。
満天はいつものとおり
よるのくろとなり
しずかにしずかに
時が過ぎていくのを
うすいもりのゲームセンターの
パノラマも眠るように
映していました。