フライ トウ ザ MOON歩み(166) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
梅雨時の雨の降るのは
ちょっと迷い迷いの晴れで
晴れるのも 申し訳ないように
くもにかくれがちから
そっと顔を出す

でも高い位置まで上っている
お日さまはしだいに情熱的
あつあつのお日さまは
地上を暑く照らしている
そんな様子を
コピーされたような
うすいもりのゲームセンターの
パノラマは映していました。

そんなはるか彼方のそらでは・・・、
宙たちは、宇宙すごろくで
ゴールに向かって
さいころを振っていました。

”宙ちゃん、このガイドブックの
すごろくは、
ひょっとして ひょっとする~とぉ~
まさか~、振り出しのカミさまの
スティションに戻るみたいな~
事が~~~~~、あるんだろうか?”
と小さな男の子は言いました。

”ひょっとして ひょっとする~とぉ~
振り出しの
カミさまのスティションに戻るみたいなことは
ありうるのではないかい?
何しろ
未来は 未定、
やってみなくちゃ、解らんよね、”
と宙は言いました。

”願わくば、
振り出しには
戻らずに まえにまえに 進め~”
と宙は言いました。

と、さいころは
まるで 宙の言葉を聞いていたかのように
そらとぶまほうのじゅうたんの上に
落ちてきました。

”宙ちゃん、いくつだい?”
とちいさな男の子は言いました。

”え~とね、3、たいようサンサンサン”
と宙は言いました。

”3だね、3つすすむよ、
いち~、に~、さん~、
えっと、このこまは~”
と小さな男の子は言いました。

”なんて書いてあるの?”
と宙は言いました。

”ある空間の宇宙ステイションの街へ
向かってください。
ここの話を聞いて、乗り越えたら
飛ぶ羽根が 少し伸びます・・、
だって・・、”
と小さな男の子は言いました。

”飛べるようになるの?
じゃぁ~、行こう・・・、
しっかりそらとぶじゅうたんに
つかまって~・・・、”
と宙たちのまほうのそらとぶじゅうたんは
ワープしました。

”まさか、まほうのランプがあるとは
言わないよね、
21世紀だよ・・・、”
と小さな男の子は言いました。

”まほうのランプ?
もし、あったら、
3つまで願いをかなえてくれるよ。

もしあったら、どんな願いを今
かなえてほしい?と思う?”
と宙は言いました。

”そうだな~、
ぼくは、ね、このまま、
お菓子の家に戻ったときに
大きな鍋で 煮込まれて
食べられないように
カミさま~、どうか、help~”
と小さな男の子は言いました。

”そうだね、切実な願いだね~
お菓子の家は、ん、確かに
妖しかったもの、
宙も食べられたくないよ~、

なにしろ、まだ、夢の中しか
月様に逢っていないんだよ、
何度も何度も逢いに行ったはずなのに~”
と宙は言いました。

”そりゃ~、そうだ、
で 2つ目の願いが かなうとすると~
何をたのんでみる~”
と小さな男の子は言いました。

”決まってるさ、
月様に逢えますように、
に決まってるじゃん、”
と宙は言いました。

”おぅ、それは、そうだな、
じゃあ、月様に逢えたときに
3番目の願いがかなうとしたら
どうしたいんだい?”
と小さな男の子は聞きました。

”んと、月様と~一緒に
もりと地球の平和を
守るためにがんばるの~、
どうか、生きてるものすべての
いのちをお守りください。

かなえてください。”
と宙は言いました。

”これで3つだね、
なるほど~ ん、さいころが3を出したのは
偶然の一致だろうか?”
小さな男の子が言ったとたん
宙たちは、また光の空間に
吸い込まれて行きました。

どうやら、まほうのそらとぶじゅうたんに
乗った宙たちは、
まほうのランプのある街の宇宙ステイションに
行くようです。
宙の羽根は伸びるようになるのでしょうか?
え、願いがかなうと?
月様に逢う近道を
果たして
見つけられるのでしょうか?

パノラマは 一瞬きらめいて光る
光りを捕らえて 映していました。

そのあとは静かな満天に
くもを一面に張って
明日は雨にするのか?
晴れにするのか?

迷っているおそらの会議が
深夜つめて話している様な
内緒話をくもの幕の上で
してるような気配で
パノラマはソラを
映していました。