つゆのあめにしようか
どうか迷ったそらは
ドッとドッとと
降らせたら
びっくりするかも~
悪いかな?
と地上のみんなに
ここは、ご機嫌サービス
愛嬌のある輝くしろい
ポカリ雲をふわふわ浮かべて
そらを色どっているのを
うすいもりのゲームセンターの
パノラマに映し出していました。
とそのはるか彼方の上空で
宙たちは まほうのそらとぶ
じゅうたんで
ガイドブックの
宇宙すごろくを
やっていました。
キラキラきらりと
さいころはくるくる回りながら
そらを自由に動いているのを
ずっと見つめている宙でした。
また いつまでも回っていたので
心をこめて
”あの~さいころさん こんども機嫌よく
回ってますが、
いつ・・・、とまるのですか?”
と宙が言ったら
ご他聞にもれずこころが通じたように
テカッと光りが光って
重力操作がかかり
さいころは ころっと止まりました。
”宙ちゃん、いくつが出た?”
とちいさな男の子は
言いました。
”1なんだ~、”
と宙は言いました。
”1?
はい、一個こまを進めて、”
とちいさな男の子は言いました。
”このこまは~、と・・・、”
”なんて書いてあるの?”
と宙は聞きました。
”宇宙空間のひずみで
つぎの瞬間、うすいもりのパノラマが映る
それを見てくれ・・、
と書いてあるよ・・・、”
と小さな男の子は言いました。
”あ、あそこに
浮かび上がったよ・・、”
と宙はいいました。
”
「6月11日に月様のところへ
かぐやが降り立ちます。
見えるかも知れません。」
とメディアが 月様のくろい姿を
映しながらお知らせしている
ところが映りました。
(:参考はさきよみ)
だって、・・・・、
え?宙はさっき夢の中で
月様がかぐや姫がもうすぐ来るって
言ってた。
じゃぁ、正夢なのかなぁ~?”
と宙はいいました。
”え~?宙ちゃん、
夢の中で もう このこまの1を引いて
内容を透視してたのかい?
透視ができるのかな?
宙ちゃんは?”
とちいさな男の子は
言いました。
”そんな~、偶然 偶然だと
思うよ、
宙は そらとぶ練習をしているだけだよ、
見て見て、この羽根、
大分きれいに 羽ばたけるでしょう?”
と宙は言った。
”そうだよね、
そんなはずないよね、
宙ちゃん、ぼくは羽根はないんだ~
宙ちゃんと手をつないだら
飛べるんだろうか?”
と小さなお男の子は言った。
”君をかかえて飛ぶ?
できるかな?
この前まで ペリカン君に宙が飛べなかったから
くちばしの中のぬくもりで
飛んでいたんだけど・・・
いざっという時の火事場の
バカ 力?・・・、
飛べるのかしら?”
と宙は言いました。
”どうなんだろ?
かぐやは見えるのかしら?”
と宙がいいました。
”どうなんだろ、
このパノラマはこのまま映っているのかな?”
とちいさな男の子がいうと
宇宙に投影されたパノラマは
そうだというように
一度画面をくろくして
生きてるようにうなづいていました。
”どうやら、そうらしい、
うなづいてるからね・・・、”
と宙はいいました。
うすいもりのコピーされた
ゲームセンターはかっちり
夜の世界を映し出していました。
紺空にしじまのようなうすい白い雲を
一面にはって
今晩はどんよりと進み
次の幕開けの歩みは
楽しみにというように
くもっていました。