フライ トウ ザ MOON歩み(157) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
コピーされたようなうすいもりの
ゲームセンターの パノラマは
寒くはないけど
白く明けて うすいもりの
田植えが終わったあとの
か細い稲の苗を映していました。
どこか頼りげなくても
大きくなるんだというように
強がりで
胸を張ってるように
映っていました。

おそらは
雨を落としそうになったかと
思えば止まり
にしからのひだまりを作るくらい
きらきらと光り
きまぐれなシーンが映っていました。

そのはるか彼方での
宙たちのいる
解答の宇宙ステイションでは・・・・・。

(くろいメガネをかけたウサギさん、
なぁ~んだ、
ここに来るために
走ってたのかぁ~)
と宙はここの中で言いました。

”はい、解答用紙です。
合っているといいのですが~・・・、”
と宙は言いました。

”そうだね、
ここで合ってたら
たまご投げゲーム会場までの
ガイドブックをもれなくあげるよ・・・、
ユン・ユンユン・・・、”
とくろいメガネをかけたウサギがいいました。

”いてぇ~、
歯が いてぇ~、”と
苦虫つぶした電波時計が言いました。

”電歯?時計さん、
大丈夫ですか?
きょうは 確か、虫歯の日、
歯医者さんにいってください・・、

スヌーズ・・・、そういえば、
繰り返し、鳴っていますよ・・・、

いたい・・・、ですか?

歯を みがきましょうね、”
と小さな男の子はいいました。

”そうだな、ちょっと画面を
そうじ みがいてくれんか?”
と電歯?時計は言いました。

”はい、いかがですか?”
とちいさな男の子はいいました。

”ん、すこし、良くなって来た、
おかげさまで スヌーズも止まったしな、”
と苦虫つぶしながら 
ややご機嫌が直って話した
電波時計でした。

”では、さてさて、
解答を見てみましょう、ユン”
とくろいメガネのウサギさんが言いました。

”なるほど、
1番佐藤さん
2番鈴木さん
3 4 5がなくて、
6番伊藤さん・・・、

すごいぞ、宙ちゃん、
見事に正解である。

君が ここまで成長するとは・・・、
な、・・・・・、”
とくろいメガネのウサギは言った。

”え、ウサギさん、そうしたら、月様に
逢いに行けるの?

宙ね、
月様に逢いにいきたいんだ~、

ね、どうやったら、逢いに
いけるの?”
と宙は言いました。


”宙ちゃん、待て待て、
まず、このたまご投げゲーム会場にいくこと・・・、
が 大切なんだ、ユン・・、”
とくろいメガネのウサギさんが言いました。

”そうだよ、ちゅ、ちゅ、宙ちゃん、
へへへヘックっシュン・・・!、”
カミさまは 紙ではなをかみながら
言葉もかみながら 言った。


”では、正解だったので
このガイドブックを 宙ちゃん、
君に渡そう、

いいかい、場所は
とにかく にしへ にしへと離れた、衛星まで
まほうのそらとぶじゅうたんで進むことだ、

たまご投げ会場は
にしのある場所で行われておる

その時間と空間は 唯一なのじゃ、

その時間と空間にきちんと出会わなければ、

たどりつけやしないのさ、

人生は一度しかない、
やってみるしかないぞ。
宙・・・、

ヘックシュン・・・、”
とカミさまははなかみで
口を押さえながら、
宙にガイドブックを渡しました。


ありがとうございます。

やった~、ガイドブックをもらった、
これで、たまご投げゲーム会場に
いける・・。”
と宙は言いながら
ガイドブックを開けてみました。

”えっ、これって、なに?”
と中を開けたとたん
宙はびっくりしました。

”どれどれ、ぼくにも、
見せて、宙、”
と小さな男の子はいいました。

”うっそ~?
これ、って また、歩みの修行の
始まりなのかい?”
と目をまんまるくして
小さな男の子はいいました。

あいかわらず、
満天は宙たちの驚きにも
感情を示さず
こくこくとくろの世界へと
変わっていきました。

にしからくもを貼って
きたに少し紺空をのぞかせて
明日の天気の行方は解らずじまい、
コピーされたような
うすいもりのパノラマはそんな様子を
映していました。