フライ トウ ザ MOON歩み(156) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
コピーされた
うすいもりのゲームセンターの
パノラマは あさはやく明けて

お日さまが
うすいのもりの在るものすべての
いろを変えているのを
映していました。

頭をあたためるお日さまの
きょうは
満天の灰色のくもの中から
てれくさそうに
そっと光をにじませて
遠慮がちに
地上を照らしているようすを
また パノラマは映していました。

そんなそらのはるかかなた上空で
宙とちいさな男の子は
魔法のそらとぶじゅうたんに乗って
解答の宇宙ステイションを
探していました。

なぜか、ここのソラの空間には
ソラの交通標識がいくつか
プカプカ浮かんでいました。

”宙ちゃん、あそこになんか
浮かんでいるよ、
何だろうね、”
とちいさな男の子は言いました。



”『え~と 禁煙週間です。

5月31日~6月6日です。
体に気をつけましょう・・・。』

って書いてあるよ・・、

でも 宙、たばこ吸えないよ・・・、
そうなんだ~・・・”
と宙は言いました。




”あ、あそこに『解答宇宙船にようこそ、
→ こちらへどうぞ。』
って書いてある。

行ってみようよ・・・。”
とちいさな男の子は言いました。

”あ~、ここだ~・・・

みんな並んでるね・・、”
と宙は言いました。

”佐藤さん 鈴木さん
・・・伊藤さんの順番で
合っているかな・・・、

だいじょうぶかな?”
と宙はいいました。

”あたったら たまご投げゲーム会場まで
どうやったら、行けるのか
ガイドブックを
もれなくもらえるのかな?
あたるかな~・・・
あたるといいよね~”
と小さな男の子はいいました。

並んでいる人たちは
受付けのトラねこさんに解答用紙を
もらって
順番に 
解答をしている宇宙スティションに
魔法のじゅうたんを
ドッキングさせていきました。

”あ~、あんなところに
トラねこさんが~・・・、

トラねこさんは 
フリーターなんだろうか?
ときどき出てくるね、”
と宙は言いました。

宙のたちの番になっても
そ知らぬふりをして
解答用紙を
宙に渡していました。

宙たちは 解答用紙を 頭をこくんと
お辞儀だけしてもらいました。

何もなかったように
その場は通りすぎました。

”本当にあっているだろうか?
心配だなぁ~、”と宙はいいました。

宙が
携帯電話を にぎりしめたら
検索機能が 動いて

1番佐藤 
2番鈴木
3番高橋
4番田中
5番渡辺
6番伊藤

ただし将来的には
結婚による苗字の移動は出てくるのでは
ないでしょうか?

っと出て 真っ青な青空が
それでいいぞ というように
待ちうけ画面が出ていました。


”どうも、いいらしい、
これで 解答用紙に
記入して~ カミさま
どうか~ あたりますように~”
と宙は言いながら書きました。


”宙ちゃん、
あたるといいね・・・、”
と小さな男の子は言いました。


魔法のそらとぶじゅうたんが
中にドッキングして入っていくと
中には
なんと カミさまが立っていました。

”ハハハ ハックシュン、”
と鼻を 紙でかみました。

”あ、 カミさま こんにちは、”
と宙は言いました。

”はい、宙ちゃん、
解答用紙を出してください。
解答をします。”
とその横から
くろいメガネをかけたウサギさんが
いいました。

”あっ、こんなところに
ウサギさんが・・・、”
と宙は言いました。

”ユン・ユンユン、
どうやら 間に合ったようだね、
宙ちゃん、”
とくろいメガネのウサギはいいました。

もうそんなことがあるなんて
つゆしらずの、 いえ、もうすぐ梅雨の
コピーされたゲームセンターの
うすいもりのパノラマは
もうくろの世界
くもを一面に張って
きたよりのすきまから
宙たちのいるはるか彼方のソラを
映していました。