フライ トウ ザ MOON歩み(155) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
コピーされた
うすい色のもりの
ゲームセンターのパノラマは
いつものように
あさが来ていました。

お日さまは 高く高く 高く
北よりにその姿を移動して
歩く人のおでこを
暖めているのが映っていました。

”鈴木さん 佐藤さんに行ったから、
今度は伊藤さんだね、

どのなまえが このソラで多いだろうね、”
と宙は言いました。

ふわふわと浮いている
魔法のそらとぶじゅうたんから
デッキのボタンを押して
ドッキングを宙は行いました。

”こんにちは、
伊藤さんの宇宙ステイションですか?”
と宙は挨拶をしました。

”はい、ここは伊藤の宇宙スティションです。”
とふわふわ浮きながらいいました。

”お隣の鈴木さんと佐藤さん
ここの伊藤さん、
このソラで 一番多い苗字は
誰かと思いまして、
聞きにきたのですが・・・?

伊藤 ひーろー ふみ きたる?
伊藤さんは ひーろーで
ふみ がきたんですか?”
と宙は言いました。

”そうです。伊藤は ひーろー的存在で
ふみ いただいたです。”
と クルーはいいました。

”じゃぁ~、あなたも伊藤さんですか?”
と宙は聞きました。

”はい、わたしも伊藤です。”
とクルーは いいました。

”そうなんですか?
宙の知ってる伊藤さんは
大家さんが 2軒もありました。
大家さんって 多いですか?
伊藤さん・・って?”
と宙はいいました。

”さあ~、ひとそれぞれですよね。”
とクルーがいいました。

”宙ちゃん、伊藤さん、って
読んだら みんな、返事を
してくれるんじゃないですか?”
と小さな男の子はいいました。

”そうだね、多分一斉に
返事をしてくるよね。
その大きさで 乗ってるひとの数を
あてよう・・。”
と宙はいいました。

”じゃぁ~いくよ、
宙ちゃん、ふたり~で~
せいの、

伊藤さ~ん”
とふたりで呼びました。

”はーい、伊藤です・・。”
となんか いままで 一番小さく聞こえましたが・・・、

フワフワ浮いた宇宙スティションの
通信からも 
”はい、伊藤です、”
と声が聞こえてこました。

”宙ちゃん通信機器から
伊藤です、ってきこえてきたよ。”
とちいさな男の子はいいました。



”どこかで 聞き覚えのある声だね。
え~と、

そうだ、宙が 飛び込んだ古家の~、
大家さんの声だ~、

どうして こんなところまで通じちゃったんだろう、
伊藤さんだから、

ん、ソラは果てしなく続いているっていうこと
なんだ・・、

なつかしいな、
こんなところで大家さんの声を聞くなんて・・、”
と宙は言いました。

”伊藤さんは このソラで一番は多くないが
少なくないね・・・、きっと・・・、”
と宙は言いました。

”どうなの?
どんな順番だと 思う?”
とちいさな男の子は言いました。

”この声の大きさからすると~、
飛び入りは 別として

一番 佐藤さん 2番 鈴木さん
・・・・ 3、4、5、がなくて
6番に伊藤さんだろうか?”
と宙は 言いました。

”よし、それで いってみよう・・・、
宙ちゃん”
と小さな男の子は言いました。

”じゃぁ、解答の宇宙ステイションに
出かけようか?”
と宙は、言いました。

”伊藤さん、ありがとうございました。
大家さんの伊藤さん、宙が古家にもどったら
ふすまが破れてしまったので 直してもいいですか?
と伝えておいてください、

宙が~ 破ったんじゃ~ 、、と
飛ぶ練習をしてら ちょっと、

すみません・・・、

とほ・・・、
よろしくお伝えください。
では、ここで、失礼します。”
と宙たちは 伊藤さんの宇宙スティションを
離脱しました。

”もし~、当たったら、
玉子投げゲーム会場への地図が
ガイドブックが もらえるんだろうか?”
と宙は言いました。


”じゃぁ、解答の宇宙ステイションに
出かけようよ・・、”
とちいさな男の子はいいました。

”いこう、そうしよう、”
と宙は言いました。

満点は 初夏の季節の時刻で
お日さまが沈み
ソラをくも一面に貼って、
つぎの解答の宇宙ステイションを
隠していました。

水無月のハーフムーンは
かくれ損なって
光をにじませているところを
もりのうすいコピーされたパノラマに
まさか 映っているとは思わずに
映ってないと思いながら
実は 映っていました。