フライ トウ ザ MOON歩み(151) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
さすがにコピーされた
うすいもりのゲームセンターの
パノラマは お疲れのようで
ジー ジーと少し音を立てながら
ノイズを発生して揺れてましたが
すぐ 直り
あさ 早くから 白く明けたもりを
映していました
お日さまは高く高くのぼり
冬の位置からかけ離れた場所で
大地を照らし
在るものすべての色を変えていました。

そのソラの上で宙たちは
騒いでいる宇宙船にたどり着いていました。

”ここで ボールの壁打ちは
危ないし 大きな音や振動もするので
困っているんだよ・・、”
と宙は 勇気を出して言ってみました。

”・・・・、あ、すみません・・・、”
といって 宇宙ステイションの中へ
入って行きました。

”宙、よかったね、
これで ゆれずに済む・・・、”
と小さな男の子は言いました。

”そうだね、これでここでの旅も
一安心・・・、よかったね、”
と宙はいった

と 魔法のそらとぶじゅうたんで
しばらく飛んでいくと
また ゆれ始めた。

”宙ちゃん うしろ、
また あの子がやり始めてるよ、
今 すみませんってやめたばかりなのに・・・、

あ~、ああ~、またゆれ始めた
すごい振動だよ、
頭痛もするし、

出来る場所を選ぶとか
あきらめて 中で遊ぶとかあるんじゃないの?”
とちいさな男の子はいいました。

”これは、少し変だね~
宇宙妖怪が くっついているかも知れないよ、”
と宙は言った。

”ゆれる~、あぶな~い 宇宙妖怪なの・・・、?”
と小さな男の子が言いました。

”周りが見えなくなって
自分勝手な妖怪なんだ・・・、
一回 取り付くとなかなか離れないらしい、”
と宙は言った。

”こまったね、これでは、
おちおちタマゴ投げゲーム会場を
探しにはいけないよ、
このゆれ・・・、危ないよ”
と小さな男の子は言った。

”きっと宇宙妖怪のとりついたあの子は
自分が 同じいやな思いをするまでへっちゃら
なのかもしれない・・・、”
と宙はいった。

”え~? じゃ~、これはいつまで
続くんだろう?
頭痛がする~、、”
と小さな男の子は言った

”宇宙スクールに行ってるはず、
何なんだろうね、ここの場所で平気・・、
だなんて、
スクールから帰ってきて遊ぶところがない?

そうじゃないよね
スクールでちゃんと勉強しているはず、、
遊びは工夫するから 遊びなんだ・・、”
と宙は言いました。

”放課後スクールとか
あれば いいのにね・・・、”

”そうだけれども、
これは マナーの問題じゃないか?
宇宙妖怪は マナーが嫌いなんだ・・、”
と宙は言いました。

”悪口は 言ってはいけないかもしれないけど
宇宙妖怪が マナー違反をたきつけて
いるのかい?”
と小さな男の子はいいました。

”いやだね~、ゆれ~るぅ ゆっくりソラを
飛んでいられない・・・、

そうだ、お札を貼ってみよう、
効くかもしれない。


ボール遊びする場所が問題なんだけど・・・、
でもこの子は宇宙妖怪がとりついてるのが
原因のようだよね。”
と宙は言いました。


宙は ソラにお札を浮かばせました。
するとそのお札を見た
宇宙妖怪は 反省して
そのことともに音を立てなくなりました。


”宙ちゃん、よかったね、
静かになったよ、”
とちいさな男の子はいった。


”でも結構、宇宙妖怪は もの分かりが悪い
また 繰り返すんだ、
気が短いし、

きっと あの子は 将来誰かに同じ思いをやられて
あわてるんだよ、 逆転の運命なんだ・・・、
そのとき始めて 宇宙妖怪が あきらめる・・、
それまでは 離れないだろうね、”

また やりだして止まらないようだったら、
宇宙パトロールに連絡する。

いまのうちだ この空間を抜ける光を
探しに行こう”
と宙は言った。

”ん、静かになった、
行こう、マナーをちゃんと解る
笑顔の子どものところへ、
きっとそこは 楽しいだろうね、
ここだと、つい しかめっつらや
不安がおそってくる

光を探しに行こう、宙、”
と小さな男の子は言った。

うすいもりのパノラマも
どうもその振動で ゆれていましたが
止まりました。

もう夜のくろになり
紺空に白のくもを浮かばせて
ややひんやり夜空を
映し出していました。